気まぐれ日記☆着物の小部屋

2007年耳下腺癌の手術で顔が変わり、生活が一転。街歩きと着物と芝居のブログをどうぞ宜しく♪

夏の最後を飾る 恒例夏合宿 その2

2019-09-07 23:53:17 | ブログ友人

 韮山反射炉の後は近くにある江川邸です。

 

 去年の夏合宿で始めて知って驚いたのは、オゾンいっぱいの河津七滝。

そして今年初めて知り、驚いたのが、江川太郎左衛門(英龍)。

幕末の韮山代官を世襲する家に生まれ、飢饉に苦しむ民の救済に奔走し、国防においては蘭学者と親交を結び、

諸外国の情報を収集し、幕府に反射炉建設、大砲の鋳造、お台場の築造、などの対応策を次々提案していった。

そしてペリー来航により危機を感じた幕府は英龍に韮山反射炉の建設を命じた。

本人は反射炉の完成を見ることなく亡くなったそうだが、稀代の名代官だった。

 

 私は代官と言う役名から地方の有力者を想像していたが、

関東一円に散らばる幕府の直轄地を支配する、多大な権力を持つ行政官だったそうだ。

江川家が支配していた直轄地のある地域。 広大です

 

この自画像や椿の絵は英龍の自筆。多彩な方だったのですね。

 

さて、邸宅です。

この家は400年もの間火事を出さなかったそうで、資料が2万点も残り、まだ全てが解明されていないそうだ。

今の家も建築から200年経っている。

 

50坪に及ぶ土間。一番左が日本で初めて焼いたパンの、パン焼き窯。

天井の木組みが見事!!

内側から見る玄関。大河ドラマ「西郷どん」の撮影もこの屋敷で行われたそうだ。

砲術の塾も開かれ、多くの明治人が学んだそうだ。

アッ・・・足が

見学を終え、駐車場に向かう道で前の山が所々赤いのに気づいた。

naoさんともう紅葉かしら?と話していたら、そばにいた方が、「あれは枯れ木」

今年の夏の猛暑で紅葉が枯れてしまったとの事。

紅葉は高温に弱いらしい。こんな所にも猛暑の被害があったのね。

 

 今夜の宿は大仁ホテル。

ラッシーママさんが素晴らしいお部屋を予約して下さった。

一度以前泊ったことがあるが、今回は2方向が大きな窓の部屋。

そして夕闇迫る頃の景色が素晴らしかった。

お食事はバイキングではなく和定食。おなか一杯

皆さんシラスご飯を残していたけど私ほとんど食べてしまったわ。

 

 

3日目 8月31日

快晴 でも正面に見えるはずの富士山は残念ながら見えなかった。

朝食前にお散歩。ここは敷地が広々していて、庭園もあり、散策を楽しめる。

 

        

富士山を見晴らす場所に足湯がある。

以前来た時よりも綺麗に改装されていた。

ここでのんびりと富士山を見ながら足湯なんて気持ちいいだろうなぁ~。

        

全員集合

 

この後は箱根へ。

まずは箱根のシンボル箱根関所跡へ

昔から何回も来たことのある場所だが、すっかり建て直され、綺麗になっていた。(昔は掘っ立て小屋みたいな再現関所だった)

昔の関所の図面が発見され、その通りに建て直し、再現したそうだ。

その図面は、なんと前日見学した江川邸から見つかったそうだ。

さすが江川邸、これからも続々と新発見の資料が出てくることでしょう。

 

役人たちも再現されていた。

右は関所から見た海賊船。

気になっていた休憩所。

 

芦ノ湖を見ながら、天然氷のかき氷を食べた。蜜は自家製ぶどうジュース。

ビオラさんと半分こ。かき氷食べるなんて何年ぶりかしら。美味しい~~~~

いつもかき氷を一口食べると頭がキーンとなるが、天然氷だとそんなこともなく、食べ易かった。

 

最後は箱根神社へ

       

 ビックリしたのはこの大行列。こんな所に何かあったかしら?    

パワースポットとして紹介されたらしく、鳥居の下の湖に突き出た台の上で順番に写真を撮っていた。

箱根神社がこんなに混んでいたのを見たのは初めてだった。

 

この後、パパさん、ママさんに熱海駅まで送って頂いた。

         

十国峠のケーブルカー。吸い込まれそうな青空でした。

 

 あ~あ、今年の夏合宿も終わってしまった

毎年楽しみにしていて、夏合宿が終わると少し寂しくなる。

ラッシーママさん、パパさん、今年もお世話になりました。

リフレッシュのお喋り、新鮮なご馳走、未知の所に行く、もう11回目だそうですが毎回新鮮な気持ちを味わっています。

有難うございます。

     

 

 

 

 

コメント (12)
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