人生黄昏時

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パイパティローマ【2】

2018年08月01日 00時03分26秒 | 日記

  方言で、パイは南、パティローマは波照間島を意味する     

波照間島富嘉村の南西側に

パイパティローマ(南波照間島)の伝承にあるヤグ村集落跡がある


このヤグ村のアカマリと言う男

各島々で人頭税の粟や米・海産物などを積み込んだばかりの

琉球王府の貢納船を奪い


ヤグ村の住民40人から50人と

南の楽園、パイパティローマを目指し集団離島した

1648年のことである


これは人頭税が導入されて11年目の事件である


アカマリと島民は

理想郷パイパティローマは実在する島として目指したのか


伝説上の島として、信仰を持って目指したのか

そしてパイパティローマに着くことが出来たのか

出来なかったのか不明である


1907年に沖縄県が二度にわたって探索したが

何の手掛かりも得られなかったと言われている


海南小記の著者民族学者の柳田國男が

その著書に、アカマリは扁く洋中を漕ぎ求め


ついにその島を見つけ我が島にちなんで

南波照間島と名付け事前にその存在を知っていたと言う


アカマリと島民は、理想郷南波照間島に着き

きっと幸福に暮らしたれあろうと思う !!?

コメント
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