凄まじい勢いで車が増え続ける中国。
長春でも慢性的な駐車場不足です。
会社の事務所が入居しているビルの前には、
ビルや隣の病院に来る人が使う駐車場があるのですが、
朝8時半頃には満杯になってぎっしり車が埋まる状態でした。
この状態を解消するために、
1階部分を来院や一般の人が使う有料駐車場に、
2階部分をビル関係者専用の駐車場として使う
立体駐車場に変える工事が行われました。
まずは、支柱を立てる基礎部分の穴を掘って(1.5mぐらい?)
鉄筋の入った基礎をコンクリートで固めます。
支柱を立てて穴を埋めていきますが、
作業員がポイ捨てしたペットボトルなどのゴミも
一緒に埋められていきます。。
支柱の上に鉄骨の枠を組んで
金属の波型プレートを敷き詰めます。
重そうなプレートを全て人力で運びます。
とても大変そうです。
敷き詰めたプレートの上に鉄筋を組んで
コンクリートを流します。
流し終わったら適当?にならして、2週間ほど水を掛けながら乾かして完成。
工事期間は約2ヶ月でした。
立体化した成果はというと。。
結局今までと同じように満杯で通路までぎっしり車が埋まります。
最近になって、2階部分へ昇り降りするスロープ(結構急斜面)に
雪が積もるのを防ぐための屋根が付きました。
中国では、いまのところこのような立体駐車場は少ないです。
新しいマンションや商業施設には必ず大きな地下駐車場が造られていますが、
それでも街中では止める場所を探すのに苦労します。
そのうち日本と同じようにビルのような立体駐車場が
できる日も近いんじゃないかと思います。