ようやく蘇州も春を感じる暖かい日が多くなってきました。
梅の花はもう終わりかけで、木蓮が咲き、菜の花やカイドウ、桜も咲き始めています。
木蓮が咲くころに散歩に出かける定番の場所になっているのが、
滄浪亭、可園、蘇州文廟(碑刻博物館)と文廟古玩市場です。
地下鉄4号線の三元坊駅か、4号線・5号線の南門駅が最寄り駅です。
どちらの駅からもぐるっと一回りという感じでお散歩できます。
今回のお散歩は、三元坊駅からスタートして、
滄浪亭と可園⇒文廟古玩市場⇒蘇州碑刻博物館を巡ってから、再び三元坊駅に戻るパターンで。
滄浪亭には大きな木蓮の木があります。
残念ながら行った時にはまだ蕾でした。今週末はきっと満開だと思います。
でも明道堂には春の花の鉢植えと盆栽がたくさん飾られていました。
蘇州の園林では、季節ごとの盆栽が堂などに飾られます。
これを楽しみに訪れる人も多いです。
可園は滄浪亭の向かい側にあります。
滄浪亭と可園の共通チケットは、閑散期で30元、繁忙期で35元ぐらいだったかと思います。
今年は少し寒かったせいもあるのか、3月中旬でも可園の梅はまだ結構残っていました。
漢服を着て写真を撮りに来る人達がたくさんいます。
普段であれば世界遺産の滄浪亭の方が、人が多いのですが、
梅の花が咲いている間は可園の方が賑やかです。
園林の後は、人民路を渡って向かい側の文廟古玩市場へ。
確か2018年ごろに一度閉鎖されたような気がしますが、以前と変わっていません。
骨董品を買うために来たわけでもないので、建物の中にあるお店を覗くのではなく、
明らかにがらくたやニセモノが並ぶ屋外の露店をウロウロ。
人はたくさんいますが、実際にここで何か買っている人は見たことがありません。
明らかに超高級ブランドのニセモノ時計は、”本物”を自分で修理してここで売っているのだとか。
見ているだけでも結構楽しい場所なのです。
文廟古玩市場をひやかした後は、孔子を祀る蘇州文廟(碑刻博物館)へ。
こちらも2019年頃、おそらく修繕のために一度閉館していたことがあります。
北宋代に創建された蘇州文廟には、宋代から中華民国時代までの様々な碑刻が展示され、
国の重要文化財にも指定されているのですが、いつ行っても人が少ないです。
徳善書院、蘇州図書館国学分館(双塔分館)と書かれた一番奥の建物に初めて入ってみました。
こちらにも様々な碑刻があります。
徳善書院に碑刻があることを行ってみて初めて知りました。
残念ながら私の知能では、誰それがXX元支払ったとか、誰かが昇進したレベルの碑刻は読めますが、
それ以外は見てもほとんど分かりません。。
まだ時々寒い日があったりしますが、蘇州はもう春です。
上方山の早咲き桜はもう咲き始めました。
地下鉄1号線の濱河路駅前の桜もそろそろ咲き始めそうです。
木蓮は蘇州市の花で、街のあちこちで見ることができます。
道沿いにはカイドウ、公園にはチューリップや桜、郊外には菜の花と散歩が楽しめる季節になりました。
暖かくなったと思えばすぐに暑くなってしまうので、最適な期間は短いですけどね。