元宵節は旧暦の15日目、今年は2月24日でした。
この日で春節が終わり、帰省していた労働者や学生さんたちが一斉に戻ってきました。
今年の元宵節は花火の規制もゆるくなり、昔ほどではないにせよあちこちで大きな音が鳴っていました。
元宵節は湯圓と呼ばれるお団子を食べる日でもあります。
蘇州の元宵節で最も有名なイベントは盤門の灯楼でしょうか。
盤門はきっと多くの人で賑わっていたのだと思いますが、ここは外して、
今年から始まった、相門城壁灯光秀(城壁を使ったイルミネーション)を見に行ってきました。
ネットの情報では18時半に1回目があると書かれていたので、
18時ごろに相門城壁の全体が見渡せる、倉街商業広場に行きました。
すでに城壁には何かが映されています。
よく見ると1回目は19時半、2回目は20時の予定。。だと。
状況によって上演時刻が変わるかもしれませんと、これまた微妙な注釈が。。
見やすい場所をキープできているので、寒空の下、最長1時間半待つべきか、
それとも暖かい場所に移動して、再度この付近に戻って来るべきか。
保安から18時に始まると聞いたという話し声や、サーチライトが動いたりするのを見ると、
いい方に考えるバイアスが働いてきて、悩んだ末にその場で待つことに。
結局始まったのは予告通りの19時半。
城壁一面に、蘇州の古い街並みや景色などが映し出されます。
様々なサーチライトの演出もあり、なかなか見ごたえがありました。
でも時間は15分間ほどなので、あっという間に終了です。
元宵節だけでなく、翌日の日曜日と、翌週の3月2~3日の土日にも、
いろいろな場所でイベントが行われていました。
桃花塢では、露店がたくさん並ぶ”酥香”迎春花市が催されていました。
先日、桃花塢大街を散歩していなければ、おそらく存在すら気づいてなかったです。
花市なので、花屋さんが並んでいるのかと思ったらそうではないようです。
昼間は店主のいない店も多いので、夜になるともっと賑やかだったのかもしれません。
それでも多くの人が訪れていました。
相門城壁灯光秀は観光客の姿もありましたが、こちらは地元の人だけのような感じです。
この周辺は、もともと古い住宅地だったはずですが、再開発されたようです。
昨年の10月末に桃花塢唐寅故居文化区としてオープンしました。
文昌閣もあります。桃花塢の文昌閣は清代に建立されたものを再現、再建したのだそうです。
文昌閣は道教の祭祀活動を行う建物で中国各地で見ることができます。
蘇州には観前街の玄妙観や蘇州大学など数か所にあります。
今年の元宵節はとても寒かったです。
雨の日も多くてなかなか出かける気分にもなれず、まだ梅の花も見に行っていません。
このままだと見に行くことなく終わってしまいそうです。
さすがにそろそろ暖かくなるのだと思うのですが。