東北旅行の続きを書くつもりだったのですが、今年の元宵節は久しぶりに賑やかだったので、
先に蘇州の元宵節の様子を紹介したいと思います。
元宵節とは、旧暦の1月15日、春節の日から数えて15日目です。
年が明けて最初の満月の日となり、夜にはランタン(灯篭)が灯ります。
ここ数年は新型コロナの影響で蘇州を訪れる観光客も少なく、寂しい感じでしたが、
今年は蘇州のあちらこちらでイベントが行われていました。
2023年の元宵節は2月5日、ちょうど4日と5日が土日で、
私の住んでいる団地でも獅子舞が披露されて子供達は大喜びでした。
また、元宵と呼ばれるもち米の粉で作ったお団子も振舞われていました。
中国では元宵節にはお湯で茹でたお団子を食べる習慣があります。
地域によって、お団子は元宵や湯圓などと呼ばれます。
元宵の中に入れる具材は、小豆やゴマの甘いものや、ひき肉や萕菜(ナズナ)などがあります。
自分で作る能力は持ち合わせていないので、スーパーで実演販売していた元宵を買ってきて食べました。
年配の人に話を聞くと、昔の蘇州では元宵節は今のように賑やかなものではなく、
普段と大して変わらない普通の日だったとかで、お団子も食べなかったそうです。
湯圓は冬至の日に食べるものだよと言われました。
蘇州市内や周辺でランタンと言えば、盤門や斜塘が有名で人も多く集まりますが、
蘇州古城門のひとつ胥門(xu men)でも ランタンの灯りがあると聞いて見に行ってみました。
そんなにたくさんのランタンがある訳でもないですが、
胥門は古運河の観光船の乗り場もあり、多くの人が訪れていました。
兎の飾りや、棚にはいろいろな種類や形のランタンが掛かっていて、
みなさん思い思いの場所で写真を撮って楽しんでいます。
今年は古運河の観光船もライトアップされ、賑やかな雰囲気になっています。
大勢の団体旅行客が船に乗り込む姿も見られるようになりました。
元宵節が終わると春節も終わり、農民工と呼ばれる労働者も都会へ戻ってきます。
多くの工場で求人募集が行われ、銀行なども混雑します。
12月から休校していた小中学校も2月6日から再開されました。
中国では11月末頃から始まった新型コロナの大規模な感染も治まり日常を取り戻しています。
幸いなことに私の周りで重症化したり亡くなられた方は一人もいませんでした。
春節期間中は、各地の観光地でいつもの中国らしい大混雑の光景が見られたようです。
大都市圏では禁止されていた花火の取り締まりも緩くなって大きな音が鳴り響いていました。
3月頃には再び感染が拡大するのではないかとも言われていますので、まだ油断はできません。
いつも楽しく拝見させていただいております(^^)
ランタン祭りは色々とありますが
こちらのランタンはデザインの1つひとつが絵画のような細かさでとても美しいですね(^-^)
日本でも徐々にですが活気が戻ってきています
このまま感染が収まっていって欲しいですね
中国に来てから初めてちゃんとランタンを見てきました。
長春にいた頃は、元宵節はまだまだ寒くて、
夜に外へ出る気もしませんでしたし。。
蘇州だと斜塘という場所のランタンが有名で、
もっとたくさんの色とりどりの明かりが灯ります。
こちらもマスク着用以外はほぼ通常状態に戻っています。
はやく今まで通りに日中の往来ができるようになってほしいです。