中国でのいろいろ

中国での生活、出来事をぼちぼち綴っていければと思っています。

蘇州 お散歩 五峰園と泰伯廟と西中市

2025-01-23 00:01:23 | <蘇州>生活

久しぶりに西中市をぶらぶらしながら五峰園と泰伯廟に行ってきました。

表通りの西中市(道の名前です)は時々通るのですが、五峰園、泰伯廟に入るのは10年ぶりです。

 

 

どちらも10年前からそんなに変わった様子はありません。

以前、五峰園行った時は誰もいませんでしたが、今は観光客も来ているようです。

 

 

たどり着くには西中市から少しだけ路地に入って行きます。

入り口付近の住宅は昔のままのようです。

 

 

五峰園の東側、阊門西街の再開発はまだ完了していない感じですが、

取り壊しは一段落したようで、少しきれいになって新しい建物もできていました。

 

 

2014年の過去記事

蘇州 お散歩 西中市(xi zhong shi)東中市(dong zhong shi)と泰伯廟

2015年の過去記事

蘇州 五峰園

 

 

五峰園は、拙政園や芸圃と同様に明代に創建された庭園住宅です。

残念ながら近代には複数の民家として使用されすっかり荒廃したのでした。

 

 

修復される前は、建物も五峰の一部も倒壊し、池も埋められていたようです。

1998年に修復が終わり、無料で一般公開されました。

 

 

庭園にある5つの太湖石は、丈人峰、観音峰、三老峰、慶雲峰、擎雲峰と名付けられています。

日当たりの良い庭園と建物はご老人たちの憩いの場です。

 

 

五峰園の西隣に泰伯廟があります。

西中市から見ると北側、道を曲がって橋を渡った先です。

 

 

呉国の始祖とされる泰伯を祀っています。

1982年に蘇州市の文化財に指定されました。

 

 

以前は別の場所にあった廟を914年に呉越王が兵乱を避けるためにこの場所に移したという記録があり、

現在の建物や大きな石碑は清代、中華民国代に修復されたものです。

 

 

西側の建物、東側の建物それぞれに、呉国に関連する資料などが展示されています。

 

 

東側の建物の2階には、泰伯から始まり夫差で終わる、

呉国の歴代の王の肖像と説明が書かれた石碑が並べられています。

 

 

西中市は古くからある商業街で昔ながら商店や飲食店が軒を連ねています。

最近変わったことと言えば、観光客向けの新しい店も増えたことと西向きの一方通行になったこと。

 

 

渋滞解消が目的の一方通行かと思いますが、現時点では全く解消されていません。

一方通行になったことで、新区方面からの31路のバスが近くに停まらなくなりました。(帰りは乗れます)

 

 

阊門をくぐった先には上塘街、観光客で賑わう山塘街と石路の商業街があります。

石路に近い上塘街と山塘街は観光客で溢れていますが、石路歩行街は素通りされるだけで寂れています。

石路歩行街の周辺は再開発による新しいビルや商業施設が間もなく完成するので変化があるかもです。

 

 

この記事を書いている途中で、五峰園にはずっと足を運んでいなかったことに気付きました。

西中市は芸圃に行く際に時々通るのに、五峰園と泰伯廟の存在をすっかり忘れていました。

地図を見ると、現在この辺りは桃花坞歴史文化片区と名付けられています。

今後、この辺りの古い住宅地の区画整理が更に進み、唐寅故居の周りのような感じになるのかもしれません。

 

 


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