印象劉三姐は、陽朔で上演されてる山水の自然を舞台にした歌劇です。
漓江や岩山をそのまま舞台演出に利用しています。
と、その前に。。
印象劉三姐の上演開始時刻は19時半頃と21時頃の2回なので、
どちらを選んだとしても腹ごしらえが必要です。
陽朔の名物と言えば啤酒魚(ビール魚)。
桂林市街や陽朔では啤酒魚の看板を掲げたお店があちこちにあります。
揚げた川魚をビール、唐辛子、トマトや香辛料と煮込んだ料理で、
魚の種類は草魚、鯉、ナマズなどが選べるようです。
店によって見た目や作り方は多少違いますが、濃い味付けの辛い魚料理です。
一口だけ味見、もともと川魚が得意ではないというのもありますが、
そんなに美味しいものではない。。かな(あくまでも個人的な感想です)。
他の料理は広東料理風で塩味や醤油ベース。
筍の炒め物や鶏肉、野菜、スープなど広東料理は好きなのでどれも美味しく頂きました。
食事の後は、印象劉三姐が上演される中国漓江山水劇場へ。
ちょうど漓江と遇龍河の合流する地点に造られた大きな施設です。
入り口から一番奥にある劇場へ向かう間には印象劉三姐博物館や公園などもあります。
竹の回廊もライトアップされていい感じの雰囲気になっています。
中国漓江山水劇場はとにかく舞台面積が広いです。
舞台は漓江の水面が1654平米に12の岩山が背景になっています。
水面や岩山は白、赤、緑、黄の光で演目ごとにライトアップされます。
舞台演出は。。ここでも張芸謀(チャン・イーモウ)プロデュース。
張芸謀、かなり儲けています。
主題になっている劉三姐とは、広西チワン族の伝説の民謡歌手です。
特に山歌と呼ばれる即興で作る問い返しの歌の名手でした。
美人で聡明だった劉三姐。
1960年代に映画にもなっており、その当時映画は一世を風靡しました。
印象劉三姐もこの映画に因んで創作されたものだそうです。
舞台は色で構成されており、紅色印象は山歌、緑色印象は家園(農村の風景)、
藍色印象は情歌(劉三姐が歌う姿)、金色印象が漁火、銀色印象が盛典(お祝いの風景)です。
チャン・イーモウの自然を背景にした舞台は、以前、雲南省玉龍雪山の印象麗江なども見ましたが、
印象麗江は雪山を背景に照明などは一切使わない自然のままで昼のみの公演、
印象劉三姐はライトをふんだんに使った夜のみの公演と全く違う演出になっています。
印象麗江の過去記事はこちら。
舞台に一番近い部分が普通席になっています。
広い川面と川岸が舞台で、遠くの岩山などもライトアップされた演出になるため、
料金が少しだけ高い中段後方ぐらいの席がお薦めかもしれません。
料金は後ろの席ほど高くなるようで、VIP席も後方にあります。
上演時間は1時間ほどですが、自然を背景にした光の演出、歌や踊りは十分楽しめると思います。
座席は感染対策のため一つ飛ばしになっていました。
席番に書かれている番号が既に一つ飛ばしになっていて、さらに席を一つ空けるので、
もし複数人で行かれる場合、チケットの席番がすいぶん離れていてもご心配なく。
普通でしたらすぐ一番前をとる私?
考えてみましたら後ろが特等席ですね?
こちらは紅葉観光シーズンですが
私が長い日にちをとることが出来ないのが残念ですが
月末は奈良方面
来月後半には弾丸で湯村温泉んとコウノトリ見学
カニ食に行く予定です
主人の体調がいつかわるか分からないので?
すぐ帰れる旅でないとだめなんですよ(^^♪
遠くの岩山までライトアップした舞台はなかなか見ごたえがあります。
後ろの高い位置の席からだと全体が見渡せます。
舞台が始まるまでは真っ暗で突然川面や山が明るくなるので、
最初はスクリーンでもあって映像を映しているのかと思いました。
日本と同じように中国各地も今週から急に寒くなって、
蘇州近郊でもそろそろ紅葉が楽しめそうです。
来月後半の湯村温泉だと雪もあるかもしれませんね。
美味しい松葉ガニに但馬牛。。食べたいです(笑)