元々検察側が裁判を維持して行くだけの証拠に乏しく、検察審査委員会にその役割を丸投げした事案ですから、こうなるのは予想は付いていました。
裁判当初から、国策捜査とか、小沢一郎の【政治生命】を断つための裁判だとか色々言われて居ましたが、我々は、この国の三大権力の内、内閣と国会には厳しい目を向けて来ましたが、現在は司法(警察・検察も含む)にも注意を払わねばならなくなってきたのは、残念な事です。
最近では、鈴木宗男前衆議院議員や外務省の佐藤優氏の裁判がありました。厚生労働省の村木厚子局長の冤罪事件は記憶に新しいところです。
個人の好き嫌いだけで言えば、小沢一郎も鈴木宗男も私は好きではありませんが、何らかの事件で国会議員や首長、高級官僚が逮捕された時は、その裏に何かあるかも知れないと疑ってかからないといけない時代になって来ましたね。
私の学生時代には、時の首相の田中角栄が、“ロッキード事件”で失脚しました。当時は私は検察のやる事には、殆ど疑いを持ちませんでしたが、裁判途中で被告である田中角栄が死亡しましたので、事件の真相は今でも判っていません。田中角栄は否認していました。
国民の国会・内閣に対する不信感は、頂点に達した感がありますが、国民は政治家・政党・政府・司法・検察・警察などにもっと関心を持ち続けないといけません。
それにしても選挙はいつなんでしょう?
※ 追伸
我々が監視すべき権力が、もう一つありました。メディア・マスコミです。
海のモノとも山のモノとも分らない、石原新党(旧党)や橋下維新の会を過剰に取り上げ、公明党より国会議席が多い、「国民の生活が第一」を意図的に無視するやり方には、怒りを通り越して呆れます。メディアは中立であるべきだなんて、言っても無駄でしょうし、そんな事は無理だが、度を超した偏向報道は、やがて自分の身に跳ね返って来ます。