大相撲夏場所14日目は、遠藤が照の富士に物言いが付く際どい一番に勝ち、今日の優勝決定はありませんでした。 令和3年夏場所番付 (sumogames.de)
遠藤も来場所の三役復帰が掛かっていますので、必死でしたね。明日は照の富士が勝てばすんなり照の富士が優勝、照の富士が敗れて隆景勝と遠藤が勝てば、3人の三つ巴の優勝決定戦の可能性もあります。
東洋大学出身の御嶽海と若隆景は揃って危なげなく勝ち、9勝目を挙げました。明日の星如何では、来場所は両力士が東西の関脇と言う可能性もありますね。
ところで、出羽海部屋の部屋付き親方である出来山親方が、今月13日で70歳になり定年退職となりました。当然後を継ぐのは出羽海部屋で唯一の関取である御嶽海だと思っていましたが、まだ発表はありません。ここまで2回の優勝を誇り、三役にも定着し、不振を極めていた名門出羽海部屋を再興した御嶽海の年寄株取得は当然だと思うのですが、如何なものでしょうか?
現在現役力士で年寄株を取得しているのは、遠藤(北陣)、隠岐の海(君ヶ濱)、勢(春日山)、千代鳳(佐ノ山)の4名です。 年寄株一覧表:令和3年5月22日 (sumogames.de) (この表では横綱白鵬が間垣を取得したような書き方になってますが、そんな報道は聞いた事は私はありません)
上記の4名より現役の実績では御嶽海が上回っており、御嶽海の出来山株取得を願わずにはいられません。年寄株取得については様々な噂があり不透明な点も多いのですが、早くスッキリしてもらいたいです。上記の表でも解るとおり、現役時代に三役経験もない力士でもかなりの数が年寄になっています。アマチュア時代に実績を上げた力士(アマチュア横綱・学生横綱など)が大相撲に入門する時に引退時の年寄株取得を条件にする事もあったらしいです。(今でもありそう) 年寄株は定数が105と決まっており、親方の定年は65歳だったのが、定年後の再雇用制度により70歳まで日本相撲協会に残れる制度になったため、現役力士の株取得は困難になっています。
あまり早い時期に親方株(年寄株)を取得してしまうと老後?の安定が保証され相撲に身が入らなくなる恐れもありますが、力士の引退年齢を仮に35歳とすると、残り35年間を保証されるかそうでないかは大きな問題です。