雨宮日記 7月23日(月)朝 登山家・今井道子さんのラジオでのお話を聞きました
昨夜・深夜、NHKラジオ「深夜便」で、登山家・今井道子さんのお話を聞きました。印象に残ったのは、一つはヨーロッパで冬に異常に寒くなっているという話で、今年の5月に日本アルプスでベテランたちが凍死した遭難もベテランが対応できないくらい急激に寒波が来たのではないかと、そういう常態を今井さん自身も体験したというお話でした。
この前、アラスカで山のベテランが雪崩で一人だけ生き残った話や、昨年から太陽の磁場が異常で、17世紀に太陽黒点がなくなって世界的な小氷期になった時代と同じになっているという報道も同じですね。
温暖化と寒冷化の両方で、しっちゃかめっちゃかな、異常気象になりそうです。
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今井さんは冬の中国側からのチョモランマ(エベレスト)登頂の失敗についても語っていて、自分の能力以上のことを全力でやって失敗しても、それは清々と「これで終わろう」と別れられる、と言っていました。そのとおりですね。
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今日は「大暑」で、「大いに暑い」です。あまり暑いので、則子さんは、ボクには責任はないのですが(なんの?)、病院に行ってくると言ってました。もし、深刻な病気だったら、心配ですが…。
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山の診療所のドラマ「サマー・レスキュー」は主人公の若い男性医師が、母の死を経験して考え直して、再び、山の診療所に戻って来て、診療所のみんなに歓迎されるシーンで第3回を終えました。よかったな。
この番組も、テーマは「いのち」です。いのちを救いたいというのは善意だけど、科学技術でどんな命でも救えると思い込むのは、科学技術ではなくて迷信ですよね。
いろいろ考えさせられる、いい番組です。毎週日曜日、夜9時からです。ぜひ、見てください。