古代ブログ 33 浜松の遺跡・古墳・地名・寺社 18 不動寺(秋葉山)の天狗は羽があって
「遠州の遺跡・寺社5」の再録です。
「遠州の遺跡・寺社5 不動寺(秋葉山)の天狗は羽があって
2010年02月23日 04時25分09秒 | 遠州古代史
遠州の遺跡・寺社5 不動寺(秋葉山)の天狗は羽があって飛べる
浜松市浜北区の「不動寺」に行ってきました。
三方原台地の東の崖線に位置していて、台地の上は「万葉の森公園」になっています。
湧き出す泉があって、「弁天様」の社があって、「不動寺」の建物には、龍の彫り物がまきついていて、明らかに「水神信仰」です。
おもしろいのは「不動寺」の奥に、天狗の社があって、写真のような説明がされていることです。
「烏天狗(からすてんぐ)」は「大天狗」の弟子のようですが。
古代のシャーマンの鳥信仰とも関係ありそうです。
『日本書紀』「巻九 神功皇后 気長足姫尊」に「羽白熊鷲」が出てきたり、キリスト教のイメージで「天使に羽があって空を飛ぶ」こととも関係ありそうです。
「神功皇后紀」では熊襲「服従」のあと、荷物田村の羽白熊鷲という強健で翼があり高く飛べる人がいて、人民を掠めているので神功皇后が殺したとあります。
「羽の白い熊鷲」というのですから、まさに鳥シャーマンです。
もちろん、実際に羽が生えていたはずはなく、そういう格好をしていた呪術師ということでしょう。」