雨宮智彦のブログ 2 宇宙・人間・古代・日記 

浜松市の1市民として、宇宙・古代・哲学から人間までを調べ考えるブログです。2020年10月より第Ⅱ期を始めました。

古代ブログ 33 浜松の遺跡・古墳・地名・寺社 18 不動寺(秋葉山)の天狗は羽があって

2018年03月16日 22時27分44秒 | 遠州古代史

古代ブログ 33 浜松の遺跡・古墳・地名・寺社 18 不動寺(秋葉山)の天狗は羽があって

 「遠州の遺跡・寺社5」の再録です。

「遠州の遺跡・寺社5 不動寺(秋葉山)の天狗は羽があって
2010年02月23日 04時25分09秒 | 遠州古代史

遠州の遺跡・寺社5 不動寺(秋葉山)の天狗は羽があって飛べる

 浜松市浜北区の「不動寺」に行ってきました。
 三方原台地の東の崖線に位置していて、台地の上は「万葉の森公園」になっています。

 湧き出す泉があって、「弁天様」の社があって、「不動寺」の建物には、龍の彫り物がまきついていて、明らかに「水神信仰」です。

 おもしろいのは「不動寺」の奥に、天狗の社があって、写真のような説明がされていることです。

 「烏天狗(からすてんぐ)」は「大天狗」の弟子のようですが。
 古代のシャーマンの鳥信仰とも関係ありそうです。

 『日本書紀』「巻九 神功皇后 気長足姫尊」に「羽白熊鷲」が出てきたり、キリスト教のイメージで「天使に羽があって空を飛ぶ」こととも関係ありそうです。

 「神功皇后紀」では熊襲「服従」のあと、荷物田村の羽白熊鷲という強健で翼があり高く飛べる人がいて、人民を掠めているので神功皇后が殺したとあります。
 「羽の白い熊鷲」というのですから、まさに鳥シャーマンです。
 もちろん、実際に羽が生えていたはずはなく、そういう格好をしていた呪術師ということでしょう。」