雨宮智彦のブログ 2 宇宙・人間・古代・日記 

浜松市の1市民として、宇宙・古代・哲学から人間までを調べ考えるブログです。2020年10月より第Ⅱ期を始めました。

古代ブログ 40 浜松の遺跡・古墳・地名・寺社 24 伊場遺跡の「和治」木簡

2018年03月29日 13時54分35秒 | 雨宮日誌


古代ブログ 40 浜松の遺跡・古墳・地名・寺社 24 伊場遺跡の「和治」木簡

 伊場遺跡からは、たくさんの木簡が見つかっています。地名では「濱津」だけではありません。

 たとえば「和治」と書かれた伊場木簡。これは現在の「和地」町のことだと思われます。2文字目が漢字が違いますが。

 いまの「平和処分場」のあたりです。「平和」というのは、「平松(ひらまつ)町」+「和地町」の合成ですから。

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 現在の町名の「和地」とは範囲が同じなのか、重なるかどうかもさだかでは、ありません。

 浜松市博物館『博物館資料12 伊場遺跡出土古代文字資料 地中から現われた古代の文字』(平成15年、34ページ、A5版)の9ページに、実物の「和治」木簡の写真があります。

 なお「和地山」町は、和地が持ってた山で、西区の和地から遠く離れた中区にあります。