雨宮智彦のブログ 2 宇宙・人間・古代・日記 

浜松市の1市民として、宇宙・古代・哲学から人間までを調べ考えるブログです。2020年10月より第Ⅱ期を始めました。

雨宮日記 2020年1月14日(火) 昨年の県被爆者の会60周年のビデオを創る

2020年01月14日 20時49分58秒 | 雨宮日誌


雨宮日記 2020年1月14日(火) 昨年の県被爆者の会60周年のビデオを創る

 昨年11月の静岡県被爆者の会創立60周年記念行事のビデオを創り始める。今日ははじめの20分だけ完成。3時間だから、あと2時間40分ある。

 毎回、今日くらい時間をかけるとするとあと8回かかる。3・1までにはできるかな。

 今日から共産党第28回党大会。18日までの予定。インターネット中継があるので、おもしろい。むしろ、今のように一部だけの、あいさつや報告だけではなく、全日程を中継するべきかとも思う。

 そうすれば、なるほど共産党には裏も表もないんだなあと納得されると思う。

 


自伝のための破片 11 死者の思い出 Ⅲ

2020年01月14日 06時57分05秒 | 青い銀河とオレンジの花


自伝のための破片 11 死者の思い出 Ⅲ

 『零 ー サークル零 創刊号 ー』に書いた「詩のようなもの」のうち2つ目。ちなみに「Ⅰ」「Ⅱ」は書いてないと思う。

 あのころ瀬戸内海で油の流出事故とかがあったろうか。それともボクの妄想詩なのか。


 「死者の思い出 Ⅲ

        藤井智則

 けたたましい声でネコが鳴いたとおまえは言った
 海鳥たちは行ってしまった 海の底へ
 瀬戸内は冷い波が澱む
 ドックはヒューヒューと歌う 機械的に

 ナウマン象の牙のような細長い物体
 暗黒の水底を群は消えゆく 彼方へ
 瀬戸内を北西風が渡ってゆく
 コンビナートは煙を吐き出す 暗雲に

 けたたましい叫びで ネコが鳴いた
 いや あれはサイレンなのだ 船を岩礁へ引き寄せる
 白い巨大な空間の歪みから吹き出した油
 油を取り巻くテレビカメラと怒りのおまえのその眼
 一度死んだ死者がもう一度死ぬはずもない

 またおれはネコの声を聞いた
 ふりむくと茶色のネコが毛を震わせながら消えていった」