古代ブログ 58 遠州古代史 銅鐸シリーズ ⑥ 細江町中川の滝峯不動尊 <20130830再録>
「遠州の遺跡・寺社・地名 110 細江町中川の滝峯不動尊
2013年08月30日 19時26分17秒 | 遠州古代史
北区細江町中川の「銅鐸の谷」の支谷の台地上近くで湧き出している湧き水信仰でしょうね。つまり水の信仰です。
「根洗」信号から西へサークルKが南側にある最初の信号を北へ入っていくと、「銅鐸の谷」,現在は「テクノランド細江」です。
そこを北へ曲がらずにまっすぐ南西へ、「ミニストップ」前を北へ(右へ)曲がって、道なりにすこし走ると北側に「滝峯地蔵尊」が見えてきます。小さい駐車スペースがありますから、車を降りて、石段を北へ深い森を下りていきます。
1年中、三方原台地からの地下水が湧き水としてわき出ているようです。この日も、ずっと雨の降らない暑い夏でしたが、冷たい湧き水が湧き出していました。
台地の上の「夏」とは別天地のようでした。
「水の信仰」という点で「銅鐸」と共通していて、弥生時代の「銅鐸」信仰が現在まで受けつがえていると考えます。
「銅鐸の谷」の支谷から銅鐸が1個づつ出土する例が多いです。
奥でいうと、北側の支谷「コツサガヤ」のたぶん奥から1個、同じく北側の「穴ノ谷」の奥から1個、南へ回って南の一番奥の「滝峯才四郎谷」の入り口で1個、そして「滝峯不動尊」の谷を抜いて、すぐ西の「不動平」の谷の奥から1個。
だから、「滝峯不動尊」の谷のどこかに、まだ1個の銅鐸が眠っているのではないでしょうか。」