過去現在未来のメモリーノート 56 いわさきちひろさんと芝居
今年11月から12月に劇団前進座が『ちひろ ー 私、絵と結婚するの』を上演しています。
静岡県は清水市しか来ないので、ボクは浜松から見にいけない。
ちょうど日本平和委員会の『平和新聞 10月25日号』(7)面にこの芝居特集が掲載されました。
そこに載った次の文章は、おそらく50年ぶりに、こういう機関紙にプラスに評価された文章だと思います。ボクが見落とした文章もあるかも知れませんが、以下、紹介します。
「師として友として、圧倒的に影響を与えたのが「原爆の図」で有名な丸木俊さんです。……二人は師弟関係を越えて姉妹のように仲が良かったそうです。当時のちひろのデッサンには俊さんの影響が色濃くあらわれています。」
「…・・・原爆投下後の広島に入り、被爆した親族の手当てをした丸木俊・位里夫妻。二人はその後「原爆の図」の連作を32年かけて描きました。」
丸木俊・位里夫妻は1964年に日本共産党を反党活動で除名され、ちひろさんとの道とは離れてしまいました。
丸木夫妻が「平和新聞」に載ったことは、意味がある。。
このことは、またいつか触れたいと思います。