浜岡原発ニュース 5月14日 浜岡原発停止から2年
浜岡原発停止から2年が過ぎました。原発問題ではいつも積極的な『中日新聞』ではなく、『静岡新聞』の特集が、浜岡原発再稼働についての県内自治体首長へのアンケート結果を報じていて、いちばん良かったです、
浜岡原発が「新基準に適合した場合」に再稼働を認めるかどうか。35首長のうち9首長が「認めない」、22首長が「条件付きで認める(認めない)」、4首長が「認める」との判断でした。
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中部電力は、浜岡原発の安全性強化の工事を2015年3月まで、つまり2年後までやると言っています。それで安全かどうかは別問題ですが。
新基準をまだきちんと読んでいませんが、原発過酷事故を「想定」した基準だそうです。その時点で、すでに破綻しているのではないでしょうか。ぜったいに起きてはいけない「原発過酷事故」が起きる想定をするような原発は、というか新基準は根本で間違っていると思います。
静岡県知事選が、5月30日告示、6月16日投票ですが、川勝県知事は、浜岡再稼働は、中電の工事が終わった後に「静岡県民の意向」で決めるべきと言っています。もちろん、それは民主主義社会では、一つの正しい見識でしょうが、川勝さん自身の「意見」をきちんと確定し表明することが,県民の代表である知事としては,最低限、必要であると思います。
「わたしの意見はAですが、静岡県民の意見がBであれば、それに従います」というべきです。
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『朝日新聞』の連載「プロメテウスの罠」では、2年前の菅首相の「浜岡停止」要請は,実は浜岡だけを捨てて,他の原発を救う意図だったという記事がありました。真偽は不明です。追跡します。