雲は完璧な姿だと思う。。

いつの日か、愛する誰かが「アイツはこんな事考えて生きていたのか、、」と見つけてもらえたら。そんな思いで書き記してます。

あの時の気持ち

2016-10-14 00:07:01 | 感謝...パワスポ寺社
YSさんは男性ロックアーティストで、
ミュージシャンで、
少し前までは沢山のヒットアーティストを生み出していた
某キー局の深夜音楽番組の企画制作とナビゲーターも
長く努めていた人。
僕にとっては、もう、
とても古いお付き合いになる業界の先輩でもあるのですが、



「僕らの新しいプロジェクトに、
ちょっとお力を貸していただけねーでしょーか?」



なんていうことで。
少し前からプロジェクト宣伝用のインタビュー取材をお願いしていました。
その後、某、美味しい焼肉屋さんで快く一発了解!( ̄+ー ̄)を頂き。
先週にはウチのインタビュースタッフさん達との取材や撮影を
無事に完了することが出来ました。
僕さんは、そのインタビューの現場にお礼も兼ねた挨拶をしようと
ノソノソと邪魔モノ的に顔を出し。
空き時間ではインタビューアーさんも含めて皆でアーダコーダ......
と本筋から逸れたとめどもない話をしていました。
そこでYSさんはデビューから今に至るまでの面白話や、
ちょっとした苦労話をしてくれました。



「いやー、このプロジェクトって、
クリエーターにとって待ちに待っていたサービスだと思うんだよね。
本当に。
最近のアーティストとかにもバッチリハマると思うし。
だってさ、周りにいる最近のアーティストとかって、
やっぱ世代が違うな、、て感じめちゃくちゃするもん。
こういうシステムの方がいいんだよ。きっと」

「だしょー!(・Д・)だしょ!だしょーー!」

「でもさ、話逸れるけど、
その今の連中ってさ、ハングリーさとかが全然違うわけ。
満たされている世代っていうか。
あ、もちろんアレだよ!
俺も幸せな世代だけどさ、
何か不自由があって育ったわけではないから。
でも、またそれとも違うんだよね。全然」

「ウムウム......(・ω・)」

「うまくいかないとさ、
変な執着もないから音楽なんてすぐに辞めちゃって。
まぁ、音楽ってもう食えない職業に近づいてるしね。
時代的に。ソモソモ。
趣味的なんだよ。より一層。
職業感がないわけ。
すぐ親元や実家に帰っちゃったり。
仕事変えちゃったり。
早いのよ、転身が。
すげーと思うわ。そういうとこ。
俺とか無かったもんなー......そういう感じって。
何としても成功しないとダメだ!って、
めちゃくちゃ悩んでたもん。
このまま故郷には帰れねーって。さ。
カッコわりーし、なんとかしたいって......」



YSさんは元々広島出身の方で、
もう長いこと東京で暮らしているのですが、
僕が一緒に仕事をしていた頃は地元広島では
大きなホールを満杯にできるほどのアーティストでした。
その当時、僕は彼と一緒に広島を隅から隅まで走り回っていて。
エリアプロモーションのキーとしていたFMラジオのレギュラーも
2人で一緒に長い間やっていたりもしていました。
沢山の苦楽を共にした戦友と呼べるような人の一人。
その彼が、その時、
ウチの現場スタッフさん達に語りかけてくれていました。



「......俺も辛いことってしょっちゅうあってさ。
つーか、そんなのいつものような感じだけど。
でもそういう時にさ、
最後の最後で自分を助けてくれたものってあるのね。
あぁ、もう全部やめちゃおーかなぁー、、、
っていうドン底の時に自分を支えてくれたものってあって。
ある時、ソレに気づいたんだよね。
ああ、俺、この気持ちでずっとこの世界でやってこれたんだ......
って。
最後の最後はこの気持が俺を支えてくれてたんだ......
って。
そういうものが幸せなことに俺にはあったんだよ。
でもさ、
その気持ちが今の連中にはあまり感じられない様な気がしていてさ。
そんなことを思うことがあったのよ」

「......(゚ ω゚)」



その時、
インタビューアーさんもウチのスタッフさん達も、
この先の言葉に気持ちを集中させて聞こうとしているのが
わかりました。



「その気持ってさ、
メジャーデビューの夢が叶って、
一番最初に東京に出てきたときの気持ちなんだ」

「......」

「結局さ、そこに戻るんだよね。
モウやめようかな......って思ったときに。
故郷を出て東京へ来たときの気持ちを思い出すんだよね。
いつも。なぜか。
そうするとさ、やめれないんだよ。
頑張らなきゃ、って思うんだよね。
俺のときってさ、
本当に色んなものや人を捨てて、
家族とかもそうだけど、
それはもうスゴイ覚悟で東京に出てきたんだよ。
だから、こんな形で故郷に帰れないって、
顔向けれないって、
ホントにそう思うんだ。辛い時に。
故郷には絶対成功して帰るんだ!って。
本当に強く思ってた。
その気持を思い出すとさ、
俺、続けられたんだよね。音楽を。
ソレが東京の俺を最後に支えてきてくれたんだよ。
ある時それがわかったんだ」



YSさんはそう言ってニコニコとしていました。
その時、僕らはしばし、
それぞれに色々なことを考えていたように......
思います(^^)





とても古い携帯写真ですが......
YSさんの故郷にある、言わずと知れた世界遺産
「厳島神社=いつくしまじんじゃ」
昔、YSさんと広島で頑張っていた僕にとってはとても思い入れの深い神社さん。
過去記事にも載せていた写真だと思いますが、
この時は拝殿の向こうに突然の虹がかかり。
そのあまりの美しさに、
僕はしばらくボーーッとしてしまいました。



今でもこの虹が出た日のことは鮮明に覚えています。
なぜなら、僕も上記したYSさんの話と同様に、
今やっている仕事を

「もう辞めようかな、、」

と深く思い悩んでいた時に行った日の出来事だったからです。
この時は、なんとなく、
この神社に行ったら答えが出せるような気がして。
それで朝イチのフェリーで港を渡り、
一人で神社に伺いました。
そんな時に見せられた虹だったので、もう、
涙目で眺めていた自分を覚えています。







島全体が沢山の神々や仏様が祀られている神域なのですが、
この神社はその中心に佇んでいます。
主祭殿に祀られているのは
「宗像三女神(むなかたさんじょしん)」
神社が女性らしい美しさを湛えている理由。(^_^)







平日の早朝。
瀬戸内の島にある神社の境内には、
朝の務めに動く神職の方がチラホラと見えるだけのとても静かな状況。
その静けさの中でかかった虹を拝殿前の舞台の真ん中で見ていた時には、
偶然すぎ!なのですが、
僕の近くにはキッチリと3人だけ!
可愛らしい女性の方々が居合わせてくれました。
上の写真にも、よく見ると彼女達の小さな後ろ姿が写っています。

三女神さんの名前は
市杵島姫命=いちきしまひめ
「田心姫命=たごりひめ」
「湍津姫命=たぎつひめ」
さんで、実は、大王!
スサノオさんの麗しき三人娘さん達です。

母は......またいつか記そうと思いますが、
三姉妹神の総本社とされる福岡県の宗像大社さんでも、
全国各地の祀られている神社さんでも、
様々な神話や書物においても、
この三姉妹の神名や、
長女、次女、三女の順番はグチャグチャになって伝わっています。
一応、総本社である宗像大社さんの並びを基本とするむきもありますが......
諸説あります。

その三女神さんの中でも、
特に「田心姫=タゴリヒメ」さんは僕にはとても縁のある女神様で、
大好きな神様。
この時の虹もそんな縁あるタゴリさんや
三女神の皆さんが見せてくれたものだと今でも思っていたりします。



「まだ辞めれないな。。」



それが虹を見た時に僕が出した答えでした。
今思うと、
大好きなタゴリさんの背中押しがあったようにも思えています。



タゴリヒメさんと言うのは、実は、
三女神の順番がぐちゃぐちゃになってしまっている理由の張本人!
張本神!?
だったりもして。
三姉妹中で最も過激で!?アグレッシブ!?
個性的!?な美女神様。
僕の感覚では真ん中の次女さんだと思うのですが、
気分次第で!?長女にも、
美しき末娘の「いちきしまひめ」さんにも成りすませる!
という特技も持った、
全くもって掴みどころのない自由人(神)系の?
大胆でヤンチャ系の個性を持った女神様。
そんな大胆さを優しく許容している器の大きな長女神さんと、
おしとやかで控えめな末娘女神さんの支えがあってこその
自由さなのだとも思いますが、
本当にインパクトのある女神様です。

近くに来るといつも......

「クチナシの花」のとても良い香りがします(^^)

本当にうっとりする香り。

ソレがタゴリさんのしるし。

大好き。

そんな梔子(くちなし)の香りが、

花もないのにどこからともなくしてきたら......

ソレは、

もしかしたら、

麗しきタゴリ姫さんかもしれません。

何か迷いゴトなどがある時に、

男らしく!?

スジを正し、

背中を押してくれるのかもしれません。(^^)


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4 コメント

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三女神 (プリリンねーさん)
2016-10-14 07:19:12
思えば、最初にお会いしたのは、江ノ島で、私達は三人でしたから、あの時から仕組まれた話だったのかもしれませんね。
その後にすぐに行っていた、ハワイでも先回りしていたのは、タゴリヒメでした。


タゴリヒメは、いつもあなたのことを、セシボンと言っていたし、やっぱり広島のこの虹の時からのことだったのかと、思えました。

先日、話していたボブ・ディランがノーベル文学賞とは。
ちょっと驚きました。
返信する
プリリンねーさんへ。 (amenouzmet)
2016-10-14 09:14:47
ディランきたねー。。( ̄∇ ̄)やぱーりな感じで。
文学賞は文学界だけでは手詰まりだったのかな。。
返信する
こんばんは♪ (ややあかひめ)
2016-10-14 18:28:28
uzumetさんこんばんは!!
月末に箱根に旅行するんですが、uzumetさんの仰っていた天山さんに是非行ってきたいと思ってます。
ブログでのご紹介をしてくださってありがとうございます

箱根での宿泊は毎度小涌園さんなので施設内の温泉利用で気が済んでしまっていましたが、というのも部屋の風呂ではさらに源泉が楽しめるんです。

日帰り利用のほうは行ってみたいけど多すぎて選べなかったんです。
ですから私にとってuzumetさんのオススメなら間違いないっ♪と楽しみにしています。

今回のブログの話題ではかつて私も高校卒業後にすぐ留学する時に思ったことと全く同じでした。

戦後の厳しい貧しさを経験した戦士のように過酷に生き抜いて私たちを育ててくれた昭和のオヤジの感覚までは理解できないことと似たように
ゆとり世代たちにはこういった話は同じようにはわからないだろうなと思いました。

バブルを知らず、ブランド品外車に価値を感じないなんて。ブランドも着たけどユニクロの楽しみも見出だせる、そんな世代でいられて幸せです
返信する
ややあかひめさんへ。 (amenouzmet)
2016-10-14 22:14:38
天山は最近はスッカリ激混みな感じなので.....休日となった場合はちょっと心配ですが、、
川沿いのウタタネゾーンかライブラリーも空いてたらいいですねぇ。。(^_^)
返信する

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