決算期が近づくこの時期は、何かと
「ヒー、ハー、、、(@ 。@)」
なんてなってしまうことも多く。
毎日、様々な「数字」に追われていたりもします。
僕個人のビジネスや責務範囲に関して言えば、
前年比150%という、
かなりクールな業績で推移して来てはいるのですが、ただ、
僕が属するグループ会社全体を合わせた数字となると、
今年はコロナ過の影響でとても厳しい数字予測となってもいます。
当然、全体が悪いと心底喜べる様なことも殆ど無く。
自責部門の良い数字とは裏腹に、
とにかく大変なことばかりが続いている印象しかない一年でしょうか。
「どこかにイイお話とか落ちてナイでしょーかぁぁ......」
みたいな。
そんな気持ちで世の中を見てみると、なにやら、
世界最大のネットショップであるアマゾンさんなどは絶好調!
のようでして。
数年前には勉強のため、成毛眞(なるけまこと)さんの著した
「amazon」なんていう本なども読んでみたりしていたのですが......
最早、知らない人はいないであろう「amazon(アマゾン)」。
周知されている昨年、2019年の総売上額は、
前年比20.5%増の30兆5768億9800万円。
コロナ禍の只中にある2020年の売上見込みは、
そんな昨年を更に37%程度も上回る!
数字予測となっていました。
売上40兆円に迫る企業。
今期、過去最高売上のソニーが8兆円で、昨期のトヨタが約30兆円。
日本国全体の2020年度国家予算は初期で約102兆円でしたから......
amazon......
この国の半分ぐらい......か......
どれだけ巨大な企業なのか......
最早......
国やんけ......
そんな企業の創業者で経営トップの
ジェフ・ベゾス(Jeff Bezos)さんが、母校の
「プリンストン大学(Princeton University)」
で2010年に講義した話というのがとても印象深く。
今でもよく覚えています。
講義をされた当時も世界中で翻訳され、
各所で話題になっていたことでもあるのですが、
決算期でテンヤワンヤの今。今更ですが、
自分の仕事へのエナジー補給という意味でも、
そのお話の「ごく一部」をココにも残しておこうかと思います。
=============================
子供の頃、
夏は祖父母と彼らの所有するテキサスの牧場で過ごしました。
私の仕事は風車を直したり、家畜の予防接種をしたり。
よく牧場で祖父母の手伝いをしたものです。
午後になるといつも皆でテレビのメロドラマを観ました。
祖父母はキャラバンクラブのメンバーでした。
キャンピングトレーラー(エアストリーム)の所有者が集まって、
皆でアメリカ、カナダ内を旅しようというサークルです。
私達は毎年ではないながらも、
たくさんの夏をキャラバン参加して過ごしました。
祖父の車にエアストリームを接続し、
およそ300人のメンバーたちと共に旅に出かけたものです。
私は尊敬する大好きな祖父母と旅に出るのを
いつも楽しみにしていました。
ある夏のある旅で事件は起きました。
私はそのとき10歳くらいだったと思います。
私は後部座席に座っていて、祖父が運転していました。
祖母は助手席に座っていました。
彼女は旅の間中いつもたばこを吸っていたのですが、
私はそれがとても嫌でした。
特にそのにおいには我慢が出来ませんでした。
この頃私は、周りにある様々なものを計算して遊んでいました。
例えばガソリンのマイレージだとか、
食料品に使ったお金を計算したりしていました。
ちょうど同じ頃、
たばこの悪影響を啓蒙するキャンペーンをよく耳にしていました。
正確に思い出せませんが、
「たばこを一口吸う度に人生の何分か寿命が縮まる」
という内容で、確かたばこを一吸いすると2分縮まる、
だったように記憶しています。
いずれにせよ、祖母の為にこの計算をしてみることにしました。
一日に吸う本数、
そして一本のたばこを何口で吸うかを元に計算をしてみました。
自分で導いた計算の答えに満足した私は、
後部座席から助手席の方に身を乗り出して、
祖母の肩をトントンと叩き、
自信満々に言いました
「おばあちゃん!
たばこを一口吸うごとに2分寿命が縮まるんだ!
つまりおばあちゃんの寿命は
9年も縮まっていることになるんだよ!」
この時のことは非常に鮮明に記憶に残っています。
私が求めていた反応とは違う反応が返って来たのです。
(会場笑)
私は、
私の賢さと計算のスキルを
祖父母に褒めて欲しかっただけだったのです。
「ジェフ!お前はすごく賢いな!
こんなに複雑な計算が出来るなんて。
人生の一年から何分が奪われるか、だって?
割り算も出来るのか!」
と、こんな具合にはなりませんでした。
(会場笑)
なんと、祖母が泣き出してしまったのです!
彼女が泣いている間、
私はどうしたらいいかわからず後部座席に座っていました。
それまでずっと黙って運転していた祖父が
ハイウェイの路肩に車を停めました。
そして私の方に周って車のドアを開け、
付いてくるように私を促しました。
「やばい!怒られる!」
祖父はとても賢い穏やかな人でした。
祖父に叱られたことは過去に一度もありませんでした。
これがその記念すべき最初になるんだ、いや待てよ、
もしかしたら、車に戻っておばあちゃんに謝りなさい、
と説かれるのかもしれない、なんて不安に思っていました。
今までこんなことは一度もなかったので、
一体これから何が起こるのか想像もつかなかったのです。
彼はトレイラーの横で立ち止まりました。
私もそこで止まります。
少しの沈黙の後、彼は私をしっかりと見て、
やさしく穏やかにこう言いました
「ジェフ、いつかわかる日が来ると思うが、
賢くなるよりも、
やさしくなるほうがはるかに難しいことなのだよ」
才能と選択の違いを知ること。
今日この場で皆さんにお話したいのは、
才能と選択の違いについてです。
賢さは生まれ持った才能ですが、やさしさは選択です。
生まれ持った才能とは、
言ってしまえば与えられたものなので努力を要しません。
その反面、選択をするということ、
これは難しいことなのです————————————(後略)
=============================
手掛けている幾つかのプロジェクトのうち、
今、とても伸びているプロジェクトで使っている
バックエンド・クラウドサーバーもamazonさんのもの。
ネット関連世界では知らない人はいない?であろう
「AWS(アマゾン・ウェブ・サービス)」
使っている理由はコストが圧倒的に安いから。
マイクロソフトのアジュールよりもCP(コスパ)は優れています。
amazonという企業の本当の凄さ、恐ろしさは、
このクラウドサーバーのレンタルサービス。
人々がネットにアクセスしている時、そのページの裏には、ほぼ、
amazonさんがいると思っても良いかと思います。
そして、更に驚異的なことは、キャッシュの循環を表す
「CCC(キャッシュ・コンバージョン・サイクル)」の数字。
「CCC」とは顧客から代金を回収するまでの期間を示す値で、通常、
どんな企業でもこの数字は「+◯◯日(プラス)」となります。
当たり前です。
殆どの場合、代金回収は商品やサービスの提供後になるのですから。
「ウチは現金しか扱ってまへんの¥$」
という小売店で「±0(プラス・マイナス・ゼロ)日」でしょうか。
そういう示準値。
この数字がamazonは「−28.5日以上」だそうで......
マイナス......つまり、amazonという会社は、
顧客に物やサービスを提供する28日も前に!
お金が入ってくる仕組みを持っている......ということになります。
エゲツナイっす。。( ̄▽ ̄;)
「ヒー、ハー、、、(@ 。@)」
なんてなってしまうことも多く。
毎日、様々な「数字」に追われていたりもします。
僕個人のビジネスや責務範囲に関して言えば、
前年比150%という、
かなりクールな業績で推移して来てはいるのですが、ただ、
僕が属するグループ会社全体を合わせた数字となると、
今年はコロナ過の影響でとても厳しい数字予測となってもいます。
当然、全体が悪いと心底喜べる様なことも殆ど無く。
自責部門の良い数字とは裏腹に、
とにかく大変なことばかりが続いている印象しかない一年でしょうか。
「どこかにイイお話とか落ちてナイでしょーかぁぁ......」
みたいな。
そんな気持ちで世の中を見てみると、なにやら、
世界最大のネットショップであるアマゾンさんなどは絶好調!
のようでして。
数年前には勉強のため、成毛眞(なるけまこと)さんの著した
「amazon」なんていう本なども読んでみたりしていたのですが......
最早、知らない人はいないであろう「amazon(アマゾン)」。
周知されている昨年、2019年の総売上額は、
前年比20.5%増の30兆5768億9800万円。
コロナ禍の只中にある2020年の売上見込みは、
そんな昨年を更に37%程度も上回る!
数字予測となっていました。
売上40兆円に迫る企業。
今期、過去最高売上のソニーが8兆円で、昨期のトヨタが約30兆円。
日本国全体の2020年度国家予算は初期で約102兆円でしたから......
amazon......
この国の半分ぐらい......か......
どれだけ巨大な企業なのか......
最早......
国やんけ......
そんな企業の創業者で経営トップの
ジェフ・ベゾス(Jeff Bezos)さんが、母校の
「プリンストン大学(Princeton University)」
で2010年に講義した話というのがとても印象深く。
今でもよく覚えています。
講義をされた当時も世界中で翻訳され、
各所で話題になっていたことでもあるのですが、
決算期でテンヤワンヤの今。今更ですが、
自分の仕事へのエナジー補給という意味でも、
そのお話の「ごく一部」をココにも残しておこうかと思います。
=============================
子供の頃、
夏は祖父母と彼らの所有するテキサスの牧場で過ごしました。
私の仕事は風車を直したり、家畜の予防接種をしたり。
よく牧場で祖父母の手伝いをしたものです。
午後になるといつも皆でテレビのメロドラマを観ました。
祖父母はキャラバンクラブのメンバーでした。
キャンピングトレーラー(エアストリーム)の所有者が集まって、
皆でアメリカ、カナダ内を旅しようというサークルです。
私達は毎年ではないながらも、
たくさんの夏をキャラバン参加して過ごしました。
祖父の車にエアストリームを接続し、
およそ300人のメンバーたちと共に旅に出かけたものです。
私は尊敬する大好きな祖父母と旅に出るのを
いつも楽しみにしていました。
ある夏のある旅で事件は起きました。
私はそのとき10歳くらいだったと思います。
私は後部座席に座っていて、祖父が運転していました。
祖母は助手席に座っていました。
彼女は旅の間中いつもたばこを吸っていたのですが、
私はそれがとても嫌でした。
特にそのにおいには我慢が出来ませんでした。
この頃私は、周りにある様々なものを計算して遊んでいました。
例えばガソリンのマイレージだとか、
食料品に使ったお金を計算したりしていました。
ちょうど同じ頃、
たばこの悪影響を啓蒙するキャンペーンをよく耳にしていました。
正確に思い出せませんが、
「たばこを一口吸う度に人生の何分か寿命が縮まる」
という内容で、確かたばこを一吸いすると2分縮まる、
だったように記憶しています。
いずれにせよ、祖母の為にこの計算をしてみることにしました。
一日に吸う本数、
そして一本のたばこを何口で吸うかを元に計算をしてみました。
自分で導いた計算の答えに満足した私は、
後部座席から助手席の方に身を乗り出して、
祖母の肩をトントンと叩き、
自信満々に言いました
「おばあちゃん!
たばこを一口吸うごとに2分寿命が縮まるんだ!
つまりおばあちゃんの寿命は
9年も縮まっていることになるんだよ!」
この時のことは非常に鮮明に記憶に残っています。
私が求めていた反応とは違う反応が返って来たのです。
(会場笑)
私は、
私の賢さと計算のスキルを
祖父母に褒めて欲しかっただけだったのです。
「ジェフ!お前はすごく賢いな!
こんなに複雑な計算が出来るなんて。
人生の一年から何分が奪われるか、だって?
割り算も出来るのか!」
と、こんな具合にはなりませんでした。
(会場笑)
なんと、祖母が泣き出してしまったのです!
彼女が泣いている間、
私はどうしたらいいかわからず後部座席に座っていました。
それまでずっと黙って運転していた祖父が
ハイウェイの路肩に車を停めました。
そして私の方に周って車のドアを開け、
付いてくるように私を促しました。
「やばい!怒られる!」
祖父はとても賢い穏やかな人でした。
祖父に叱られたことは過去に一度もありませんでした。
これがその記念すべき最初になるんだ、いや待てよ、
もしかしたら、車に戻っておばあちゃんに謝りなさい、
と説かれるのかもしれない、なんて不安に思っていました。
今までこんなことは一度もなかったので、
一体これから何が起こるのか想像もつかなかったのです。
彼はトレイラーの横で立ち止まりました。
私もそこで止まります。
少しの沈黙の後、彼は私をしっかりと見て、
やさしく穏やかにこう言いました
「ジェフ、いつかわかる日が来ると思うが、
賢くなるよりも、
やさしくなるほうがはるかに難しいことなのだよ」
才能と選択の違いを知ること。
今日この場で皆さんにお話したいのは、
才能と選択の違いについてです。
賢さは生まれ持った才能ですが、やさしさは選択です。
生まれ持った才能とは、
言ってしまえば与えられたものなので努力を要しません。
その反面、選択をするということ、
これは難しいことなのです————————————(後略)
=============================
手掛けている幾つかのプロジェクトのうち、
今、とても伸びているプロジェクトで使っている
バックエンド・クラウドサーバーもamazonさんのもの。
ネット関連世界では知らない人はいない?であろう
「AWS(アマゾン・ウェブ・サービス)」
使っている理由はコストが圧倒的に安いから。
マイクロソフトのアジュールよりもCP(コスパ)は優れています。
amazonという企業の本当の凄さ、恐ろしさは、
このクラウドサーバーのレンタルサービス。
人々がネットにアクセスしている時、そのページの裏には、ほぼ、
amazonさんがいると思っても良いかと思います。
そして、更に驚異的なことは、キャッシュの循環を表す
「CCC(キャッシュ・コンバージョン・サイクル)」の数字。
「CCC」とは顧客から代金を回収するまでの期間を示す値で、通常、
どんな企業でもこの数字は「+◯◯日(プラス)」となります。
当たり前です。
殆どの場合、代金回収は商品やサービスの提供後になるのですから。
「ウチは現金しか扱ってまへんの¥$」
という小売店で「±0(プラス・マイナス・ゼロ)日」でしょうか。
そういう示準値。
この数字がamazonは「−28.5日以上」だそうで......
マイナス......つまり、amazonという会社は、
顧客に物やサービスを提供する28日も前に!
お金が入ってくる仕組みを持っている......ということになります。
エゲツナイっす。。( ̄▽ ̄;)
学校の先生の言葉だそうなのですが、今回のジェフ少年のお話を見て、なんだか通じるものがあるような気がして、子育てをしていく上で心にとめたいお話だなぁと思いました(o^^o)
すみませんちょっと、記事の主旨とはずれるかもなのですが。。
ずっと前の、カリール・ジブランさんの「子供について」の詩もスマホのメモに保存して、時々見返しています。
いつも素敵なお話をありがとうございます。
良いお子さんが育ちそうですね!スゴイっす。(^^)
私も何度か人生の岐路に立った。
どっちの道が正しい道かは判断できた。
いつも判断できた。
だがその道を行かなかった。
困難な道だったからだ。
チャーリーも岐路に直面した。
そして彼は正しい道を選んだ。
真の人間を形成する信念の道だ。
彼の旅を続けさせてやろう。
彼の未来は、君ら委員の手中にある。
価値ある未来だ。
保証する。
潰さず守ってやってくれ。
愛情をもって
いつかそれを誇れる日が来る。。。
記事の主旨とはズレてると思うのですが、
「選択をするということ」
という言葉で、このシーンを思い出してしまって。
選択するということ、それは難しいこと。
だけど。
自由に出来ること。自分の意思で出来ること。
明日から取捨選択を意識して
日々を過ごしてみよう。と。
刺激貰えました!ありがとうございます!
決算頑張ってくださいねー!
良い映画を沢山見ているよーですのー。
流石!その道の方。
がんばります。ありがとうです。