雲は完璧な姿だと思う。。

いつの日か、愛する誰かが「アイツはこんな事考えて生きていたのか、、」と見つけてもらえたら。そんな思いで書き記してます。

虹の剣 2

2020-10-05 00:17:44 | 不思議...パワスポ寺社
と。

そんな後に。

前玉神社へ来い、と。
義経さんが?
ほーほー。
ま、いっか。
次回に続くのだ(*・ω・)/




鎌倉幕府を開いたのは源頼朝(みなもとのよりとも)さん。
いわゆる「源平合戦」と言われる源氏と平氏との戦いを制し、
武家として初めての国家政権を築いたということで
教科書にも載っていることと思います。

その頼朝さんには武士として凄腕の弟さんがいて。
それが源義経(よみなもとのよしつね)さん。牛若丸。
天下奪取の戦いにおいて、一番の功労者とも言われており、
彼がいなかったら源氏の勝利は無かった......などとも語られています。

その義経さんの愛人......
響きが悪いようであれば、妾(めかけ)さん......というのが、
舞芸能「白拍子(しらびょうし)」の名手として有名な
静御前(しずかごぜん)さん。
絶世の美女としても今に伝わっています。
しかし、この静(しずか)さんを今に伝わるほど有名にしている
一番の理由というのは他にあって。
それが、愛する義経(よしつね)さんへの壮絶な思慕の物語。



平氏との戦いに勝利した源氏の棟梁である頼朝は、
幕府成立と合戦勝利の立役者である弟、
義経の強さや人望の厚さに

「自らの地位を奪われるのではないか?」

という危惧を抱いていました。
そのため、幕府成立後、その強大な権力を使い、
様々な理由をつけて自らの弟の義経の命を奪う厳命を天下に発します。
義経は全国を逃げ延びて、最後は東北の地へと向かうのですが、
義経を慕う静(しずか)さんは、その義経を追って奔走。
しかし、義経を追って分け入った奈良、吉野の山奥で、
頼朝(よりとも)の家臣らに捕らえられ、
義経の行方を調べるために関東の鎌倉幕府へと送られます。

そして鎌倉では、静さんは、天下に轟いていた「舞」を
頼朝をはじめとする大勢の前で踊らされることとなりました。
舞台は鶴岡八幡宮
この時に静が舞った舞が、有名な「しずやしず」。
天下人の目前の舞台で、その仇敵である義経(よしつね)を

「愛しています、、、」

と、堂々と訴え続ける歌を唄いながら舞った......という衝撃の舞台。
自らの命を顧みず、
ただ、愛しい人に会いたい、助けてあげて欲しい......と。
そんな一途な思いで舞った歌。
その姿は見ていた全ての人々の胸を打ちました。
しかし、当然、頼朝は激怒。
即刻!打首!というところを、
この時は頼朝の妻である北条政子(ほうじょうまさこ)さんが

「私はその気持ちがわかります」

と頼朝をいさめ。なんとか静さんを救います。
そして、この時。
静さんはお腹に義経の子を宿していました。
それを知った頼朝は後に皆にこんなことを告げます。

「その子が男であれば殺す。女であれば生かす」

果たして、生まれた子は男の子。

「子供だけは渡さない!」

と泣き叫び、悲痛な訴えをする静さん。
北条政子さんをはじめ、多くの人々も助命の嘆願をしましたが、
頼朝の決意は変わらず。
子を必死に守ろうとする静さんの手から取り上げられた赤子は、
そのまま由比ヶ浜に沈められてしまいました。



由比ヶ浜という美しい浜には、
そんな悲しいお話もあるのです。



その後、静さんは「取り調べは終わった」ということで、
多くの人から哀れまれ、励まされもしつつ、
京都の町に送り返されることになりました。
しかし、その戻った先の京都で、
逃げ延びていた義経が東北は奥州「中尊寺」に
辿り着いたという情報を得ます。
頼朝は未だ血眼になって弟、義経を探している最中。
もし彼を探そうと出ていけば、それは、
またしても国家権力者である頼朝に逆らう旅ともなります。
しかし、それでも彼女はその旅を決意。



京都から東北を目指す、命がけの隠密旅。



その旅の途中で疲労?なのか、
病気?なのか、
彼女は義経に会えないまま若くして命を落とした......と、
今に伝わります。
彼女が命を落とした地に関しては未だ様々な伝承が入り乱れていて。
その本当のところはわかっていません。
ただ、どうも、東北の地に入る途中、
若くして命を落としたのではないだろうか、と。
そんな部分は多くの伝承に共通している事としてあり、
実際、埼玉県の久喜市には静御前のお墓と伝わる場所もあります。



そして、
義経さんが僕らに話して来た言葉に関しては、
おおよそ、こんな感じでした......



——————静は私を追って来て力尽きてしまった。
久喜の墓は作られたものだが、
近くで死んでしまったことは確かだ。
澪標(みおつくし=最初に頼まれた日本酒の銘柄)はいいけど、
祝詞を頼むよ——————————————————



静さんは......



——————いつでも義経様に会うことが出来るようになるのです。
私が死んだのは埼玉だったらしいです。
場所はよくわかりません。
ずっと、隠れながら歩いていたので。
前玉神社の近くだったと思います。
なぜなら、お参りに行ったからですね。
赤い花を置いてポータルを開けてください。
時の扉が開いている間しか出来ないので————————————



勿論、真偽のほどはわかりません。
いいかげんなポンチキ話です。
ただ、僕らは、
そんな言葉を知ってしまったからには、
聞いてしまったからには、
きっと何かの意味があるのだろう、と。
自分の中で感じられ、
確信を得られるモノに沿って判断をするだけです。
信じるも、信じないも関係なく動くだけです。
自己満足と言われても、その通りです。
それ以上の意味などありません。

今回のソレは、

静さんの悲しみと、

何故なのか?

左胸の突き刺すような強烈な痛み。

義経さんの寂しさ。

それだけです。

お話は、もう一話だけ続きます。



上の写真や冒頭の写真は、
NHKの大河ドラマで静御前を演じた「石原さとみ」さん。
ネットから拝借しました。
つい最近、彼女が結婚されたことは、
僕にとっては他人事とは思えない!?ような嬉しさがあります。
ええ。ええ。(^^)


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4 コメント

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amenouzumet様へ (愛の種(kuusann2008))
2020-10-05 23:14:43
義経の魂は埼玉で静が亡くなったというのですね
謎ときが終わらないのもいいのかしら
義経と静の魂がすくわれますように
返信する
愛の種さんへ。 (amenouzmet)
2020-10-05 23:42:42
次回記事でもう少しだけ詳細が出てきますが、
僕の感覚では静さんの霊格はカナリ高くて、異星感も強い感じです。
神上がりするのでしょうかね(^^)
返信する
Unknown (豆っ娘)
2020-10-06 10:12:30
月山に行こうとしたあたりから、カミアガリ、という言葉?がずっと頭にあったのですが、ネットで調べても要領得ないし分かりませんでした。

神上がり、というのですねー。
ありがとうございます😊
返信する
豆っ娘さんへ。 (amenouzmet)
2020-10-06 11:29:43
いやいやいやいや、、今、まさに、、
神上がりしていたようなのです。今日。この瞬間。
このコメント、驚きました。。
静さんが皆のところに舞を舞いに降りてきてくれていて、涙が止まらないのです。
胸の刺すような激痛もやっと無くなりました。
このお話はもう1話追加かも?知れません。。ね。
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