さて、続けます
日本で人口当たりもっとも医師の数が少ない「埼玉県」
ここは医師一人一人の頑張りが県民を支えていると言っても過言ではないと思います。 その代り受け入れ不能にもなりやすいのですが・・・・。
うちの先生とも「ベッド数が30床になって、医師数がもう一人でも増えたらベッドの運営も楽なのだけど」と言っております
深谷赤十字病院:医師不足で危機 救急患者受け入れ減 支援態勢求め意見交換 /埼玉
5月22日12時1分配信 毎日新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090522-00000031-mailo-l11
◇行政との意見交換で医師会
県北で最大の病床数があり、救急医療や周産期医療などで地域の基幹病院に位置付けられる深谷赤十字病院(深谷市)が、厳しい医師不足に陥っている。危機感を持った深谷市・大里郡医師会(清水巌会長)が、行政など関係機関に呼びかけた意見交換会が21日、市内で開かれた。
深谷赤十字病院では、耳鼻咽喉(いんこう)科に1人だけいた医師が6月末で退職することになり、7月から同科の診療を中止する。4月には心臓血管外科で3人いた医師が1人に減ったばかり。さらに別の診療科でも近く医師の減少が予定される。5月現在の常勤医師数は66人と、4年間で10人減った。1年半前からは506床のうち47床を休床している。
意見交換会では、諏訪敏一院長らが、医師の減少で救急患者の受け入れ減につながっている現状を説明。特に半減して3人になった小児科は「来年は1人になるかもしれない」とした。医師会側も「地域全体で医師が足りず、妊婦の受け入れ拒否がいつ起きてもおかしくない」と訴えた。
新井家光市長は、▽安易な救急搬送の抑制▽地域内の県立病院の充実▽隣接の群馬県を含めた広域的な医療圏の設定--などの対応が必要だとの認識を示した。出席した県議らも県への働きかけに努めることに同意した。
同医師会の金子勝担当理事は「病院が患者の受け入れがままならないほど深刻な状況であることを住民は理解していない。病院が抱える課題を地域で共有することが出発点」と話している。【金沢衛】
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うちも800床のところを実際の稼働を600床に減らしていますけどね。
本当にどうするのか考えないと崩壊しますね、この地域の医療は・・・。血液内科に関しても人口当たり東京の3分の1くらいの医師数で動いている埼玉県。経験数は3倍なのかもしれませんが、過労で倒れていく医師が多いのは当たり前ですよね。
実際、去年書きましたが・・・・・一日前に(いろいろと相談)話をしていた先生が、もう二度と話たりすることができなくなりましたしね
埼玉県の医師数を増やさないと、結局過労で倒れたり、そういう理由でどんどん勤務医が辞めて行ったりするわけです。負のスパイラルを描いています。
まぁ、医師の絶対数が足りない現状では「余っている地域」から医師を集めてくることもできない(笑)わけです。
せめて僕が学生時代に厚労省にメールした時に「そうかもしれない」と動いていたら、今頃は少しは改善の兆しが出てきたのかもしれません。
まだ、何もしていない国に期待しても仕方がないのかもしれませんが・・・このままでは「国民の安全」を保証することもできなくなりますね。
先程も書きましたが、もはや「Triage」せざるを得なくなってきています。
http://blog.with2.net/link.php?602868
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そんな国「日本」をどう思いますか?
さて、それではまた。
今日は何もないといいなぁ・・・・。