<ひとあし先(9/3)にオープンの再開発地区の駐車場棟>
◆ 現在の紺屋町の静岡駅寄りの地域は、
かつては「南安東村 字足名」で駿府市中ではありませんでした。
「かねやすより外」どころではない本当に田舎だったのでしょう。
そんな昔の状況は知る由もありませんが、
1960年ごろからのことならかなり記憶に残っています。
現在、紺屋町の最も駅寄りの街区には2年後の完成を目指し
25階建の再開発ビルを建設中ですが
ここには日興会館がありました。
1959年ごろだと思いますが、この日興会館内に西武百貨店が進出してきました。
当時、西武は沼津店があり「沼津で東京のお買いもの」と
さかんにラジオでCMを流していましたが
それが「静岡で東京のお買いもの」のCMも流されるようになりました。
でも、たしか1年くらいで業績不審で撤退してしまいました。
当時はまだ、静岡で東京風は時期尚早だったのでしょう。
そのころ、現在の静岡パルコのところには
わさび漬けの田丸屋が主婦の店を営業していました。(いつからかは記憶にないです)
建物は平屋で、食料品スーパーの主婦の店のほかにテナントなども入っていましたが
子どもだったせいか喜久屋や扇子屋などのお菓子屋しか覚えていません。(笑)
1970年、その主婦の店のあった場所に西武百貨店が再び進出してきました。
(ビルのオーナーは主婦の店で、当初、近隣商店街への影響を配慮して
近い将来8階建てに増築することができるようにした7階建でした)
西武としては前回の屈辱を晴らすべく、かなり力コブを入れた進出だったと思います。
(当時、よくクワイ河マーチが流れていて、この曲がよほど好きなデパートなんだなぁ
と思っていました、それは当日の売り上げが目標に達したときに
店員に知らせるためのものだったようです)
2005年、その西武も撤退、歴史は繰り返すの実例を目の当たりに見る思いでしした。
(結局、西武のことばかりになってしまいました。(笑))
それはともかく、静岡市当局も関与する再開発ビルの完成を楽しみにすることにいたしましょう。(やや冷笑)
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