駿 府 は 96 か 町

駿府はちぃっと覇気がないけぇが,御所(ごせ)っぽくていいじゃん【ごせっぽい≒平穏でせいせいしている様】

まちかどにモーツァルトが・・・

2017年05月21日 16時00分00秒 | la musique
▽ 葵区・七間町

▽ 七間町交差点の静岡市上下水道局庁舎前


フランス・カンヌ市と姉妹都市の静岡市では
 カンヌ映画祭に呼応して
(便乗して?)
毎年シズオカ×カンヌウィークが行なわれています。

20日(土)・21日(日)の2日間
葵区七間町では“街角のマルシェ”が実施されました。

七間町交差点にある静岡市上下水道局庁舎前では
手回しオルガンが演奏されて
楽しい雰囲気を演出していました。

いわゆるポピュラー名曲が多いのですが
そのなかでモーツァルトの魔笛のなかの
 Das klinget so Herrlich
(なんとすばらしい響き)
演奏されていました。

その昔、NHKラジオのドイツ語入門のテーマ曲として
永く使われていましたのでご存知の方も多いでしょう。

それにしても
この曲は一瞬にしてメルヘンの世界へ誘われて
 心がしなやかになります。

ご存知ない方は
こちらのユーチューブの音源でご確認ください。
オルゴール版はこちらです。
(現場でオルガンの音を録音できたらよかったのですが、ちょいと無理でした)


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クリスマス協奏曲 (F.マンフレディーニ)

2009年12月08日 20時00分00秒 | la musique
↓ コレルリなどのクリスマス協奏曲も収録されているコレギウム・アウレウムによる演奏のLP
 (70年代初めの録音だと思われる。)


アドベント(待降節)の時期は
たとえクリスチャンでなくてもクリスマスが待ち遠しく感じるものです。

この時期にふさわしい音楽と言うと
バッハのクリスマスオラトリオが真っ先に思い浮かびますが
CDでも2枚組の大曲ですので
時間のないときに気楽に聞くと言うわけにはいかないかもしれません。

しかし、このマンフレディーニのクリスマス協奏曲なら
10分ほどの曲ですから、ちょっとした時間に気楽に聞くことができます。

マンフレディーニ(1680年ころ―1748)は
バッハとほぼ同世代のイタリアの作曲家で
それほど有名ではないかもしれません。

でも、このクリスマス協奏曲はなかなかの傑作で
協奏曲ですから当然とも言えますが
肩肘張って聞く必要のない、なかなか楽しい曲です。
(コレルリの同名の曲に比べるとめりはりに欠ける
 きらいはありますが)

特に第1楽章は牧歌的なパストラールであるため
一度聞いたら忘れがたく
たちまち幸福感で心が満たされます。

その幸福感を温存しつつラルゴの第2楽章を経て
やや快活で愉悦な第3楽章でしめくくられます。

毎年、この時期になると
引っ張り出して聞きたくなるLPです。


【追記】
コレギウム・アウレウムは
古楽器を使っているのにその演奏スタイルは現代的だと
批判されることも多いようですが
この曲に関しては、そのことは
マイナスにはなっていないように思われます。
コメント (4)
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テレマン・フルート協奏曲ニ長調

2009年06月29日 15時50分00秒 | la musique

手持ちのCDから(ラインハルト・ゲーベル指揮、ムジカ・アンティカ・ケルンの演奏、アルヒーフ盤)



紺屋町の静岡パルコ地階にある“しずてつストア”
ここでかかっている音楽は
館内の他の売り場のそれとは違う
この“しずてつストア”独自の音楽がかかっています。
(まあ、音楽に詳しい人がいて選曲しているのではなく
有線放送などをそのまま流しているのかも知れませんが)

その昔、七間町に吉見書店があったとき
音楽が気にいってしばしば長居したように
パルコの近くを通ると
吸い込まれるように立ち寄って
しばし聞き入ってしまうことがあります。

先日もちょいと寄ったところ
かかっていた音楽は
バッハとほぼ同時代のテレマンの
フルート協奏曲二長調でした。

フルートのための協奏曲と言っても
古楽器のトラヴェルフレーテで
音色的には今日のリコーダーに近いものなのでしょう。

曲は、ニ長調という調性もあって
いかにもテレマンらしい
おおらかな旋律で始まるのですが
ここで聞いたこの主題が
その日一日、頭から離れず困りました。(笑)

音楽でスーパーを選ぶ人もいないでしょうが
こういうお店もあってもいいのでは思っています。

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子狐も聞いた子守歌

2008年12月09日 12時45分21秒 | la musique
「ね~むれ ねむれ 母の胸に
 ね~むれ ねむれ 母の手に・・・・・」

この歌詞はもちろん、シューベルトの子守歌の冒頭だ。
まだ物心が付くか付かないくらいの大昔、
ボクが通っていたカトリック系の幼稚園では
部屋から、よくこのメロデイーが流れていた。

先生がリードオルガンでこの曲を弾きはじめると
不思議なことに騒がしかった部屋が
たちまち静かになって
みな小さな椅子(そのときは、もちろん小さいとは思わなかったが)に
きちんとすわってオルガンの音に耳を傾けて聞いていた。

当時は、子守歌ということさえ知らず
なんとなく心地よく聞いていただけだったが
大人になってからふと思い出し
そうだったのかと気づいたことであるが
これは先生が、声高に「静かにしなさい」と言う代わりに
シューベルトの子守歌を弾いていたのに違いないのだ。

音楽によって何の恣意的な思いもなく
感性を揺り動かされたということだろう。
今でも時々思い出すと感動すら覚える情景である。

▽最近の七間町(本旨とは関係ないですが)

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MESSIAH

2008年12月08日 06時54分36秒 | la musique
今年もヘンデルのオラトリオ「メサイア」が演奏される季節です。
この曲の持つ普遍的な訴える力強さが、たとえクリスチャンでなくとも感動を持って聞くことができる要因なのでしょう。
まさに至福の享受といったところでしょうか。
ハレルヤコーラスのところでは聴衆も立って聞くことが慣例になっているのですが、
会場では2割程度の方が座ったままなのは、ちょいと気になりました。
もちろん、身体に障害があったり高齢で立つのが大変な方もいらっしゃったのでしょうが
ちょいと多すぎるのではと思ったしだいです。


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