駿 府 は 96 か 町

駿府はちぃっと覇気がないけぇが,御所(ごせ)っぽくていいじゃん【ごせっぽい≒平穏でせいせいしている様】

七間町・七ぶらシネマ通りの終えん (スーラのグランド・ジャット島の日曜日の午後)

2011年09月30日 09時30分00秒 | 街かどのラプソディー


七ぶらシネマ通りを象徴する建物と言えば
オリオン座と有楽座が入っている静活会館でしょう。

というのはこの静活会館のファサードには
 ジョルジュ・スーラ(1859~1891)の「グランド・ジャット島の日曜日の午後」の
大壁画がありこの付近を歩けばいやでも目に入ってくるからです。

この壁画の正確な大きさは分かりませんが
 七間町通りの街区の長さは半丁(約50m)なので
(静岡大火後、江戸期の町割の1丁四方の街区の間に道を設けたため)
それとの比較からすると
多分横幅が20mはあると思われます。

静活会館ができたのは1957年6月ということですが
1957年といえば敗戦からまだ10年あまりで
地方都市の映画館としては
かなりデラックスな外観だったことでしょう。

一部にはこの壁画だけでも保存をという声もありますが
学術的に価値のあるといったものではないので
保存はかなりむずかしいと思われます。

10月8日から
この静活会館を含めた
三つの建物の本格的取り壊しが始まるそうですが
その前に囲いなどできるようですから
 この壁画が見られるのもあと数日かもしれません。



▽ 部分の拡大(タイルが貼りつけられている)


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七間町・七ぶらシネマ通りの終えん (小劇場やプラネタリウムのことなど)

2011年09月28日 09時28分00秒 | 街かどのラプソディー
▽ 静活文化会館屋上にある「小劇場」


 ▽ 閉館にあたり1976年のポスターが掲示されていました。
 


ピカデリー1、ピカデリー2が入っている
静活文化会館のビルができたのは1957年12月だということです。

そのビルの屋上にある小劇場と
東映が撤退した跡にあるピカデリーゼロは
一足早く25日に閉館しました。

この小劇場、当初はニュース喫茶といって
ニュース映画を専門に上映し
喫茶も提供する形式をとっていたようです。

当時はTVが普及する以前のことですから
映像でニュースを見るには
映画館で見るしかなかったので
 かなり需要があったのでしょう。

 
(1970年ごろまで
  どこの映画館でも週刊ニュースが上映されていた。)

 

▽ プラネタリウム跡

 ▽ 隣のミラノ座の屋上との通路



このビルに文化会館という名称が付けられたのは
映画以外にレジャーの複合ビルにしようという思いが
あったのだと思われます。

かつては1階にアイスケケート場
屋上にはプラネタリウムがありました。

渋谷にあった東急文化会館のプラネタリウムができたのが
1957年4月ということですが
当時、プラネタリウムに対する羨望が
静岡のような地方都市にもあったのでしょう。

このプラネタリウムは
1960年ごろに2年ほど営業されただけで
短命に終わってしまったようです。

規模が小さかたことと当時の静岡市の人口規模などから
民営でプラネタリウムを採算ベースに
載せるのは困難だったのかも知れません。

このプラネタリウムのドームは使命を終えてからも
撤去されることもなく
半世紀もその姿をとどめていました。


また、この屋上には隣のミラノ座のビルとの
間に渡り廊下が設置されています。

火災時等の入場者の避難用に設けられたと思われるかもしれませんが
なんと、これはミラノ座のビル屋上に
かつてはバッティングセンターがあって
その通路に使われたのだということです。

この屋上の風景を見るだけで
 半世紀の歴史の重みが伝わってきます。

 
 


▽ プラネタリウム跡見学者に配られた昔の優待券

夏休み毎日天文教室の右側には
「トキ 7月20日-8月31日」
「トコロ 静岡プラネタリウム 静岡大映屋上」と書かれている。

<参考>静活株式会社HP

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七間町・七ぶらシネマ通りの終えん

2011年09月26日 09時26分00秒 | 街かどのラプソディー
▽ 副称が消されているバス停名標識

▽ 時刻表は10月11日の時刻改正時に取り替えられるためかそのまま




旧東海道沿いの町、七間町
(丁目のつかない単に七間町という町名は静岡大火後の町名整理でできたもの)
その七間町のうち旧七間町三丁目
(昭和通りから安倍川より)
「七ぶらシネマ通り」と命名されています。

(旧札之辻町、旧七間町一丁目、旧七間町二丁目は「七間町名店街」)

その七ぶらシネマ通りに隣接するバス停は
「駿河町
(このバス停がある辺りは旧寺町三丁目)」で
「七ぶらシネマ通り」が副称で付けられています。

今週末(10月2日)の静活系の映画館の閉鎖を見越してでしょうか
バス停の副称が早くも消されていました。

副称なので映画館閉鎖後に消しても
誰も文句を言わないと思うのですが
自社系列の新静岡駅にシネコンができるとはいえ
あまりにも用意周到な措置(仕打ち?)にはびっくりです。
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静岡駅ビル「パルシェ本館」がリニューアル

2011年09月23日 09時23分00秒 | 街かどのメヌエット
▽ 垂れ幕を取り付け中でした。(22日朝)


▽ オープンを待つばかり




1981年10月8日にオープンした静岡駅ビル「パルシェ」は今年で30周年。

1981年といえば、東海道線静岡地区へ「するがシャトル」というネーミングで
高頻度の電車が設定されたのが1984年ですから
それよりも前のことだったのですね。
もちろんJRの発足以前で国鉄時代です。

そのパルシェの本館が9月22日リニューアルオープンしました。
〔食彩館(食料品売場)は2007年11月にリニューアル〕

本格的な改装は2001年3月以来ということですが
この時期を選んだのは
10月5日の新静岡セノバオープンに照準を合せたものなのでしょう 。




▽ 東側階段のギャラリーの掲示から

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台風の去った街かど (駿府城址の巨木も倒れる)

2011年09月22日 09時22分00秒 | 街かどのラプソディー


県庁前のケヤキが倒れてしまい
昨夜は現場附近の道路が通行止になっていました。





こちらは駿府城址である駿府公園
20本近くのヒマラヤスギやポプラの大木が
倒れてしまいました。

道路と違い、交通に支障がないせいかそのまま放置されています。





意外にも銀座のヤナギは無事でした。

駿府城址の中堀内
(内堀は明治期に埋め立てられてしまった)が市民公園として整備されたのは1950年代で
ポプラやヒマラヤスギも大木に成長していますが
ヒマラヤスギは根の張りが浅く
大木になると台風などで倒れやすいようです。

ポプラも寿命が近づいたものがあったのかも知れません。




あちこちの看板もとばされていました。




車道上の街路樹の枝などは
昨夜のうちにほとんど取り除かれましたが
歩道上のものは放置されたままとなっています。

また、外堀沿いのヤナギは台風のたびに何本か折れてしまうのですが
今回も2本折れていました。
(凡てを確認したわけではありません。)

どういうわけか、いったん折れてしまうと
静岡市当局は街路樹の補充をしないのが何とも不可解です。

まさか街路樹を減らそうと
自然淘汰をねらっているという
わけではないとは思うのですが・・・・
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馬の背を分ける晴雨の分かれ目

2011年09月19日 23時59分59秒 | ちょいとお出かけ



夕立などの局地的な雨は
馬の背を分けるといわれるほど
晴れと雨の境目がはっきり分かれると言われますが
実際にそのような場面に出会うことは
なかなかないようです。

たまたまそのような状況を
ビルから見る機会がありました。

ここに写っている地上では
馬の背を分けるのは無理でしょうが
雨と晴れの境目では
それに似た状況が起こっているのでしょう。
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秋の空に富士山、ヒガンバナも咲き始めました

2011年09月18日 16時00分00秒 | 街かどのメヌエット
▽ 駿府城址・富士見広場からの富士山


日中はまだまだ真夏のような暑さですが
空は確実に秋のおもむきのようです。

湿度が高い夏の間は
見えない日が多かった富士山ですが
このところ比較的よく見えるようになりました。





駿府城址の二の丸水路(本丸堀=内堀と二の丸堀=中堀を結ぶ水路)沿いに咲くヒガンバナです。
(内堀は、明治期に埋め立てられてしまい一部のみ発掘再現されている)
彼岸の到来(今年の彼岸の入りは20日)をいち早くさっして咲き始めたようです。





街中では
よさこいまつりの静岡版である
静岡おだっくい祭りが
開かれています。
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ペガサートからセノバへの地下道の復活もまぢか

2011年09月17日 23時23分23秒 | 新静岡ターミナル


江川町交差点にある再開発ビルのペガサート地階と
新静岡センター地階を結んでいた地下連絡通路は
新静岡センター閉店後は当然ながら閉鎖されていました。

ペガサート側の入口には壁が作られて
通路がなかったかのような形になっていましたが
新静岡セノバの開業を控えて
壁が撤去され通路がのぞいていました。

通路の閉鎖でやや元気のなかった
ペガサートの地階ですが
通路の再開で
活気が戻ってくるのでしょうか



9月28日追記

▽ 開通の日が決まったようです。
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新静岡駅 鷹匠口 (たかじょうぐち)がほぼ完成

2011年09月13日 11時09分13秒 | 新静岡ターミナル
▽ 市道鷹匠町音羽町3号線に面した鷹匠口(9月11日)


工事中の静岡鉄道・新静岡駅の鷹匠口が
ほぼ完成という状況です。
(鷹匠口自体は、仮駅舎のときから設けられていました。)

現在、スロープの工事が行われており
これが完成すれば
車椅子等でも
表口にあたるけやき通り側から
コンコースを介して
鷹匠一丁目の一加番 方面へ
ビルを迂回することなく
容易に通り抜けることができるようになります。



▽ 鷹匠踏切側から(右手が1番線)



また、新静岡駅1番線は
9月5日から閉鎖され
枕木のPC化が行われているようです。
(外面的な判断だけでは分からない
 そのほかの工事も同時に行われているのかもしれませんが)

停車中の電車は
2番線=セノバのラッピング(クハ1508+クモハ1008)
3番線=ルルカのラッピング(クハ1510+クモハ1010)です。
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ちょいとお疲れのウサギさん (今夜はお月見)

2011年09月12日 12時00分00秒 | 街かどのカプリッチョ




きょうは旧暦の8月15日
中秋節ということでお月見の日です。

(仲秋は別の意味だそうです。)

街のお菓子やさんには
駿河地方独特の月見団子である
へそ餅 が並べられています。

今夜は月にいるウサギさんたちも
さぞ、はりきっていることでしょう。

でも、このウィンドウのウサギさんは
正月からずっと出ずっぱりだったので
少々お疲れのようで
へたりこんでしまったウサギさんもいます。
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新・新静岡バスターミナルの乗り場が公表される

2011年09月05日 20時00分00秒 | 新静岡ターミナル
▽ 新バスターミナルへ試験乗り入れ(?)されるバス



10月11日から供用開始される
新・新静岡バスターミナルの乗り場が
きょう公表されました。

乗り場の案内(PDF)

工事前のバスターミナルに比べると
バースや進入路の縮小から
すべてのバスを新バスターミナル発着とすることは
困難だと思われましたが
やはり一部の路線は
御幸通り
(電電ビル前)、旧東海道(ペガサート前)に分散されました。

また石田街道方面は静岡駅南口発着となり
新静岡駅への接続は断念されたようです。

そのほかセノバ直行便というバスが
一部の路線に設定されるようです。

(新静岡セノバのオープン直後の臨時便でしょうか?)
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場所がよくても閉店 (鷹一のトラットリア)

2011年09月02日 09時02分00秒 | 街かどのカプリッチョ





9月1日、前を通りかかったところ
新静岡センター横(鷹匠一丁目7番)にあった
イタリアンの店
トラットリア・パドロ-ネ・ナニーニ(05年3月25日開店)が
8月いっぱいで閉店していました。

新静岡センター隣とはいえ
新静岡センターが休業中だった2年ほどは
いい場所とは言えなかったかもしれません。

でも、あと1か月で
新静岡センターが新静岡セノバとして
かえってくるこの時期に
なにゆえ閉店かと疑問に思わないこともありません。

新静岡セノバにも
当然同種の店舗ができるでしょうし
いわゆるエキブクロ状態になってしまって
ビルの外には回遊せず
とても勝算がないという
判断なのでしょうか

もしそうだとしたら
やはりこの近所の
なかなかいい店だと思っていた
喫茶ブーケ(鷹匠一丁目8番)も
30年以上つづいていた店を
6月26日で閉じてしまったので
ちょいと考えさせられます。


なお、余談ながら
トラットリアって固有名詞ではなく
大衆レストランというほどの
意味だったのですね。
したがって
この店のことを単にトラットリアと言っていたのは
あまり正しくなかったのですね。(笑)
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ソーラー&風力によるハイブリッド式街路灯

2011年09月01日 09時01分00秒 | 街かどのメヌエット
▽ 都会のハイブリッド式街路灯



再製可能エネルギー(自然エネルギー) に対する指向が
強く意識されるようになっているようです。

ソーラー発電によるLED街灯は
以前からありましたが
最近では
風力発電も取り入れた
ハイブリッド式も登場しているようです。





▽ 静岡でも設置工事中のハイブリッド式街路灯



とは言っても
まだまだ都会でしか見られないと思っていましたが
静岡にも設置されていました。

まだ点灯はしていませんが
近日中に夜間の足元を明るく照らしてくれることでしょう。

クリーンエネルギーの普及で
未来も明るく照らしてくれるかも・・・
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