駿 府 は 96 か 町

駿府はちぃっと覇気がないけぇが,御所(ごせ)っぽくていいじゃん【ごせっぽい≒平穏でせいせいしている様】

行政区をまたぐ地名(町名)・ 「駿河区 谷田」 「清水区 谷田」 その2

2010年08月28日 22時40分41秒 | 駿府のバラード
前記事はこちらです。


▽谷田を中心にした有度地区
 この範囲では「楠」「楠新田」「丁目なしの中之郷」「丁目なしの草薙」を除いて
 谷田を含む全域が住居表示地区(所在地を土地の地番ではなく「街区符号+ハウス番号」で表示)


▽駿河区谷田の52番の街区にある静岡県立大学、
 この向かい側の街区は、一つの街区が東側(写真左手)は清水区谷田23番、西側は駿河区谷田47番となっている




谷田地区の住居表示の実施は合併以前のことなので
当然ながら駿河区谷田と清水区谷田は全く別の町として
それぞれの街区には、相互に何の関連もなく街区符号が1番から振られています。

たとえ別の自治体であったとしても
谷田全体をひとつの町として連続性のある街区符号を付けるとか
別の町であることを強調するなら
谷田一丁目、谷田二丁目(あるいは谷田南町、谷田北町とか)などとする方法も
あったのではと思ったりするのですが
そんな考えは素人の趣味的なお遊びの範疇(はんちゅう)なのでしょう。(笑)

余談ながら、この地図の範囲では
区割りされる以前、「国吉田(各丁目全域)」「中吉田」の郵便番号(上3桁)は、
現在と同じ「422(静岡南局管内)」でしたが
弥生町の郵便番号は、「420(静岡中央局管内)」でした。

弥生町は420地域でかつ全域が東海道線以北なので
当然に葵区になると思っていたのですが
どういうわけか駿河区となり同時に郵便番号も422に変更となりました。

行政区をまたぐ地名(町名)・ 「駿河区 谷田」 「清水区 谷田」

2010年08月24日 06時43分53秒 | 駿府のバラード
▽この地域に多い旧東海道沿いの植木屋さん。「安倍郡有度村」の看板が・・・



行政区をまたいで同じ地名(町名)が付けられている例は
それほど珍しくはないようです。
(自明のことですが、東京都の区は「特別区」ですので、ここでいう「行政区」とは違います。)

というのは、行政区境を設定するに当り
町(大字)の境よりも
道路や河川・鉄道などの分かりやすい施設を
境として優先する例も多いからです。

静岡市では「谷田(やだ)」が
駿河区と清水区の両行政区にまたがっています。

谷田が両区にまたがっているということは
旧静岡市と旧清水市の時代から
比較的市民にはよく知られていますが
他市の行政区を越える地名とはちょいと経緯が違うようです。


▽1889年(M22年)4月1日
 市町村制度発足に伴い
 平沢村・中吉田村・谷田村・草薙村・中之郷村・馬走村・上原村など
 21の村(市町村制度における村とは違います。)を統合し
 有渡郡有度村(郡名は「有渡」であるが村名は「有度」)発足
 【有渡郡有度村谷田 (うどぐん・うどむら・やだ)


▽1896年(M29年)4月1日
 有渡郡全域を安倍郡に編入
 【安倍郡有度村谷田 (あべぐん・うどむら・やだ)


▽1955年(S30年)4月1日
 有度村全域を清水市に合併
 【清水市谷田】


▽1958年(S33年)4月1日
 清水市の旧有度村の地域のうち
 中吉田全域、平沢全域、谷田の一部、中之郷の一部を静岡市に編入

 
谷田、中之郷が両市に二分されたことになる。

【静岡市谷田・清水市谷田、※静岡市中之郷、清水市中之郷】

 このとき実施された静岡市への編入は
 ポーラ化成工業の敷地が静岡市側へ取り込むような形になっていること
 大和製罐の敷地が玄関部分だけは清水市側に残されていることなど
 恣意的なものが感じられますので
 多分に政治的な決着があったのではないかと想像されます。

 ※「中之郷」は、旧美和村の「中ノ郷」とは別です。

▽1958年(S33年)11月1日
 静岡市中之郷の町名を弥生町に変更

 
 これは、58年6月1日に静岡市に合併した旧美和村の「中ノ郷」が「静岡市中ノ郷」となり
 「静岡市中之郷」と「静岡市中ノ郷」が併存することとなり、両者の区別が煩雑になったためだと思われます。
 (実際、「之」と「ノ」の厳密な書き分けを地元住民以外の市民に徹底するのは困難でしょう。)
 
 一方、谷田のうち静岡市となった谷田は町名変更されず現在に至っています。

 (1993年1月1日にも谷田、中之郷、草薙の各一部が旧静岡市に編入されていますが
  これは静清区画整理事業による市境の整理によるものでしょう。)

▽2003年4月1日
 静岡市と清水市が合併
 清水市の町名は「清水市◯◯町」を「静岡市清水◯◯町」のように
 原則として「清水」を冠することとなったため
 谷田地区の町名は「静岡市谷田」「静岡市清水谷田」となる。


 (2004年11月27日にも、「清水谷田」「清水草薙」の各一部を「谷田」に編入していますが
  これはもともと県立大学の敷地の一部であり、実態に即した変更ということでしょう。)

▽2005年4月1日
 静岡市が政令指定都市となる。
 区割りは旧静岡市が葵区と駿河区に二分され、旧清水市は清水区となり
 旧両市をまたぐような区割りの設定はされなかったため
 「静岡市谷田」は「静岡市駿河区谷田」、「静岡市清水谷田」は「静岡市清水区谷田」となる。


 〔つづきはこちら

「静岡ナビ」へのナビゲーション

2010年08月21日 21時21分21秒 | 街かどのカプリッチョ
▽七間町札之辻(しちけんちょう・ふだのつじ)


街かどに設置された「静岡ナビ」が今月から稼働しはじめました。
設置したのはいいけれど、やはり環境を整えないと
せっかくの設備が全く役に立ちません。

この札之辻交差点は以前から自転車が占拠している場所ですから
自転車を置きづらくするような工夫が当然に必要でしょう。


京都・五山送り火

2010年08月17日 23時30分00秒 | ちょいとお出かけ
▽賀茂大橋附近から東を見る


▽賀茂大橋附近から北を見る


8月16日は京都の五山の送り火です。

この送り火の行事自体は
報道される機会も多いので昔から知ってはいましたが
非常に迂闊(うかつ)なことながら
お盆の行事の一環であるとは思っていませんでした。

というのは、静岡県内の多くの地域の市街地では
お盆は新暦の7月に行なわれることが多く
8月のお盆は市街地周辺の農村部や山間部が主体であるため
(郊外の住宅化に伴い現在は必ずしも農村部とは限りませんが)
お盆は都市部では7月、農村部では8月という固定観念となって
京都のような大都市では
当然に新暦による7月のお盆なのではという思い込みがあり
8月のこの行事がお盆の行事の一環だと思いつかなかったためです。(笑)


それはともかく
「大文字」「妙・法」「舟形」「左大文字」「鳥居形」の五山のすべてが
見られる京都タワーなどは早くから予約で満杯となってしまうようです。

今回は、下調べなどほとんどしてなかったので
五山すべてを見るのはあきらめて
京阪・出町柳駅前の賀茂川に架かる賀茂大橋附近からだけにしました。

時間的にも20時ごろ点火で
見られるのはそれから小一時間ということになりますから
道路の混雑もあってビューポイントをあちこち移動して見るというのは
事実上不可能のようです。
(大徳寺近くの船岡山に登れば五山すべてが見られるようです。)

なお、橋の上では混雑防止のため立ち止まることは禁止されていますから
ゆっくり楽しむためには、当然に賀茂川の河川敷に降りることになります。





わくがごとく II  (静岡夏まつり「夜店市」)

2010年08月13日 22時23分24秒 | まつり・イベント


“わくがごとく”といっても、こちらは雲ではありません。(笑)

きょうから始まった静岡名店街(七間町・呉服町・呉六・紺屋町名店街の総称)の
第48回 静岡夏まつり「夜店市」の人出のことです。



▽七間町通り

▽呉服町通り


毎年のことながら大変な人出で、本当にわくがごとくです。





紺屋町では一般の商店に混じって静岡市美術館のブースができていて異彩を放っていました。

10月からの本格的開館を間近に控えてやる気十分のようです。(笑)





わくがごとく

2010年08月12日 07時52分52秒 | 街かどのメヌエット
▽8月12日朝6時半ごろ



東京在住の友人のブログによると
静岡地方では雨をもたらす雲が山の端からわくがごとく出現するということです。

日ごろ注意して見たこともなく気がつきませんでした。

台風4号の影響で雨が降り始めた当地ですが
なるほど、平坦地の三方を囲む山々の稜線から雲が次々とわいて
襲ってくるようではあります。

(8時現在では、しぐれてしまって山々も見えなくなってしまいました。)

新静岡ターミナル建設現場と富士山

2010年08月08日 20時27分00秒 | 新静岡ターミナル

▽2010年8月8日 





1カ月前と比べると
地上部に鉄骨が組まれ始めたのが目立ちます。

きょう(8月8日)、その鉄骨の間から富士山が見えました。
建設が進むと当然、富士山は見えなくなりますから
こういう光景が見られるのも今だけでしょう。 



▽江川町交差点から(緑のバスは駿府浪漫バス:竹千代くん号) 


七間町・子育てタウンフェスタ

2010年08月08日 08時08分08秒 | まつり・イベント



「子育てタウンフェスタ」なる催しが7日(土)、8(日)の午後
七間町(しちけんちょう)で開かれています。




「子育てタウンフェスタ」とは、あまり聞きなれないのですが
県のマスコットの「ふじっぴー」もきていましたので
多分、県の子育支援事業に呼応したものなのでしょう。






フリーマーケットやベロタクシー無料試乗なども行われていて
それなりに充実した催しなのですが
宣伝不足のためか
肝心の人出が今ひとつなのはちと残念です。


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マナーをまもりましょう

2010年08月04日 23時23分23秒 | 街かどのカプリッチョ
静岡駅南口にある東照宮300年祭(1915年(T4))の記念碑です。

(この記念碑についての関連記事はこちらにあります。)

周囲(4箇所)になにやら黄色い紙が最近設置されたようです。






近づいてみると「マナーを守りましょう。静岡市」とあります。

何のマナーについてなのかは特に記載はありませんが
声高に言わなくとも一定の※効果はあるようです。(笑)







※静岡駅構内は禁煙のため、この塔の回りは喫煙所化していて常に吸殻が散乱していました。

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夜店市

2010年08月01日 23時45分00秒 | 街かどのメヌエット
▽夜店市の横断幕が設置された早朝の中央商店街(葵区呉服町二丁目)



きょうから8月
8月といえば中央商店街(七間町・呉服町・呉六・紺屋町各名店街)では
恒例の夜店市が開催されます。
さっそくポスターや横断幕が貼り出されていました。

静岡の市街地では、ほとんど新暦によるお盆なので
お盆の行事とは直接関係ないのですが
期日は毎年8月15日ごろの金、土、日です。
(今年は13~15日)

これは、月遅れのお盆に合わせたというより
単にこの時期に夏期休暇をとる企業が多いのに
合わせたということなのでしょう。

この夜店市、夏まつりと称してはいますが
宗教的行事とは関係なく、また特別大掛かりな仕掛けがあるということもなく
言ってみれば単に夜店が出るというシンプルなものなのですが
毎年大変な人出でにぎわいます。

気分的には縁日の感覚に近いのでしょう。


▽昼間の駅南銀座(駿河区南町)



こちらは中央商店街ではなく
東海道線を超えた南側にある駅南銀座商店街です。

駅南銀座ではなぜか曜日こだわらず
毎年8月1日、2日に固定して夜店市を開催しています。

なぜ1日、2日なのかは、その意図は知らないのですが
もしかしたら静岡の近郊で、一般的な新暦のお盆から半月遅れて実施する
1日盆の期日に合わせたのかもしれません。
(まあ、単に覚えやすいといったことかもしれませんが・・・)




それにしても
こちらも普段の閑散ぶりがうそのように大勢の人出です。

中央商店街がある程度のにぎわいを保っているのに比べ
駅南銀座は人出が減って商店が日ごとに減っている現状なので
普段、この1割でも商店街に来てくれればありがたいのでしょうが・・・・(笑)


▽オレンジ色の線沿いが駅南銀座(町は、南町・稲川一丁目にまたがる)



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