駿 府 は 96 か 町

駿府はちぃっと覇気がないけぇが,御所(ごせ)っぽくていいじゃん【ごせっぽい≒平穏でせいせいしている様】

開店と閉店

2013年02月28日 16時00分00秒 | 電車・バス



新静岡駅改札口前の売店が
ファミリーマートに代わっていました。

今までは静岡鉄道の直営だったのか
それとも一般の小売店によるテナントなのかは
知らないのですが
いずれにしても大手コンビニに任せた方が
収益が高いということなのでしょう。

それはともかく
このファミリーマートは
全くの新規出店なのかとおもいきや
なんと、紺屋町の葵タワー向い側に
あった店の移転なのだそうです。

葵タワー前と言えば
普通に考えるとJR静岡駅前の1等地なのですが
紺屋町通りはどうも静岡駅に近い場所ほど
にぎわいに欠けるようです。

(葵タワーができれば多少違うのかと思っていましたが
 商店街との協調は全く考えられてなく
 ビル前ににぎわいを創出するような工夫もなく
一般的な自己完結型のビルで全くの期待はずれだった。)

JR静岡駅前に見切りをつけて静鉄駅前へ移転
やや強引な見かたをすれば
この勝負静鉄側の勝ち・・・・(笑)






静鉄とは関係ないのですが
新静岡駅近くのテオ(鷹匠一丁目7番)が閉店していました。

パルコにも出店していたのですが
そちらも2月いっぱいで閉店
静岡から撤退してしまうようです。

この店のラスクやマカロンは
鄙にはまれな、なかなかのものだったので
ちょいと、というよりかなり残念です。


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ハンサムウーマン・新島八重が暮らした旧邸  その2

2013年02月25日 08時08分08秒 | ちょいとお出かけ
こちらからのづづきです。


▽ 書 斎


 
▽ 食 堂 


 
▽ 台 所




 1878 (M11) 年竣工の新島旧邸は
外観がコロニアル様式と言われる洋風なので
洋館のような印象を受けます。

ところが、内部を見てみると
書斎や食堂の写真から分かるように
柱を壁の内側に囲う西洋風の大壁造りではなく
柱を露出させた真壁造りとなっています。
 (写真では床が畳のように見えますがフローリングの保護のため
  上敷きが敷かれているためです。)


したがって和洋折衷というより
日本の伝統的な建築様式を基本として
そこに洋風なものを取り入れたという形です。

高温多湿な日本では
どうしても夏を快適にすることを重視して
冬の快適さは犠牲にされがちなのですが
ここでは1階中央に簡易な暖炉を設置し
煙突からの余熱で1階、2階の全体を温めるという
セントラルヒーティング式の暖房が取り入れられて
冬期の快適な居住空間を実現しています。

また、当時は土間が普通だった台所も
現在のキッチンと同じように
床が張られた部屋に流しを置き
角に井戸も設置されていて
冬の足元からの寒さから解放しています。

トイレは当時としては珍しい腰掛式の洋風
2階(2階は見学対象になっていません。)の寝室にはベッドと
基本的には洋風な生活スタイルだったのでしょうが
当初は居間だった日当たりのよい南東の部屋を
夫の新島襄の死後に八重が茶室に改造しています。

このことから
八重の生活スタイルに
会津時代の和風への回帰があったと見られているようです。

 (この旧邸には1832年永眠するまで住み続けました。)
 

なお、八重は夫と死別したのち
日本赤十字社の正会員となり
看護師として輝かしい功績を残したのですが
その活躍については旧邸に隣接した新島会館の展示室で
 確認することができます。

 (実際の見学時には、まずこの展示室から案内されます。)

八重の暮らした旧邸から
その生活ぶりを垣間みようという趣旨で記事にしたのですが
八重の生涯について興味のある方は
こちらの同志社女子大のHPを御覧になるといいと思います。
 (完)


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地下道に咲く傘の花

2013年02月24日 06時07分08秒 | 街かどのラプソディー

▽ 静岡駅前公共地下道




ずっと乾燥がつづいて
もう雨は降らないのではと思わせるような時期もあったりしましたが
先週あたりから催花雨
(さいかう=2月下旬に降る開花を促すかのような雨) もあったりして

春の芽生えを感じられないこともないようです。

とは言え
比較的温暖な静岡でも
この冬は例年になく寒い毎日です。

静岡駅前の公共地下道も
西の風が容赦なく通りすぎます。

ここの住民(?)にとって傘で風が直接当たらないだけ
少しは寒さが避けられるのでしょう。

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七間町商店街の真真中(まんまんなか)にコインパーキングが出現

2013年02月22日 22時22分22秒 | 街かどのラプソディー

4月に東静岡駅近くに新しい商業施設ができるということで
その影響が既存の商業施設や商店街に広がっているようです。

デパートなどでは
改装工事やテナントの入れ替えが行われたり
呉服町名店街にあった店舗のなかには
東静岡の商業施設へ移設のため
逃げ出すように早々と閉店してしまった店舗もあります。

映画館が1館を残して閉館してしまった七間町方面では
以前から空き店舗が埋まらない状況が目立ったのですが
今後、ますますその状況に拍車がかかることでしょう。



▽ 七間町14番地
(七間町シネマ通り=旧七間町三丁目)


一年前の火災で創業100有余年の暖簾
(のれん)を降ろした
七間町の「高はし屋せんべい店」の跡です。

建物がほぼ取り壊されてしまい
街並みがますます殺風景となってしてしまいました。



▽ 七間町7番地
(七間町名店街=旧札之辻町、旧七間町一・二丁目)



こちらは、その昔は地球儀のアーチがあった
言うなれば七間町の中心とも言えるところです。

現在、ここにはカーサ
(エンチョーのグループ会社のインテリア家具雑貨店)があり
このあたりでの集客に一役かっているようです。



▽ 七間町8番地(七間町名店街=旧札之辻町、旧七間町一・二丁目)


それはともかく、そのカーサの向い側は
建物撤去工事が終了し
パーキングが週末からの営業に間に合うように
進められています。

土地を遊ばせておいても
高い固定資産税を払わなければならないからなのでしょうが
別の見かたをすると具体的な利用計画がないからとも言えるでしょう。

それにしても
商店街を分断するかのように
このような駐車場ができるとは
一昔前には考えられなかったことで
かなりの驚愕の風景です。




追 記
▽ 3月4日、高はし屋煎餅店跡、完全に更地なっていました。




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コムロザクラが見ごろに

2013年02月20日 20時20分20秒 | 街かどのメヌエット
▽ 駿府城址・コムロザクラ



しばらく寒い日がつづいたためか
二部咲き程度で停滞気味だった駿府城公園のコムロザクラが
やっと見ごろになってきたようです。


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ハンサムウーマン・新島八重が暮らした旧邸

2013年02月17日 12時00分00秒 | ちょいとお出かけ
▽新島旧邸 (京都市 上京区 寺町通・丸太町上ル)


京都御苑 東側に位置する新島(にいじま)旧邸です。

新島とは、もちろん同志社大学創立者の新島襄と
 その妻、新島八重
(旧姓山本)夫妻のことです。

従来、この旧邸の公開は限られた期間のみだったので
見学する機会がなかなかありませんでした。

ところが、現在、新島八重のことが話題となっているため
予約は必要であるものの
インターネット から予約でき、午前、午後それぞれ100人の定員に余裕がある日を選択してその時点で確定します) 
今年末(2013年末)まで毎日公開
(火曜日は休館)されているということが
インターネットの検索でたまたま知ることができました。

そこで、開催中の京の冬の旅
(通常非公開の文化財を見ることができます)
京都を訪れるつもりでいたので
 そこに新島旧邸も加えてたずねてみました。






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伊東小室桜(イトウ コムロ ザクラ)が咲き始めました。

2013年02月07日 14時00分00秒 | 街かどのメヌエット
▽ 市庁舎前の気温 (追手町 5番)


このところ
 比較的暖かい日がつづいている静岡です。



▽ 咲き始めたコムロザクラ (駿府城公園 1番)


そろそろ咲いているのではないかと
駿府城公園をのぞいてみました。

 お目当ては伊東市の小室山(コムロヤマ)で発見されたという
早咲きの伊東小室桜です。

まだツボミの方が多いのですが
かなり開花していました。

格別不順な天候にならないかぎり
来週はじめには見ごろになりそうです。


「伊東小室桜(イトウ コムロ ザクラ)」は
当初、単に「小室桜(コムロ ザクラ)」とよばれていたようですが
遅咲きで有名な 仁和寺(にんなじ) の「御室桜(オムロ ザクラ)」と混同されやすいためか
伊東を冠するようになったようです。

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「静岡市はいいねぇ。」ラッピングバスが駿府ライナーに登場

2013年02月04日 01時02分03秒 | 電車・バス









2008年度、静岡市の観光プロモーションとして
都営バスに「静岡市はいいねぇ。」の
ラッピングのバスがありました。

同様のものが'13年2月1日から
しずてつジャストラインの
静岡~新宿の高速バス「駿府ライナー」に登場しています。

静岡駅11:00発の上りと
新宿駅18:20発の下りの1往復です。

例によって
清水区出身のさくらももこさんによるデザインで
富士山、久能山東照宮、三保の羽衣の松の天女、日本平の茶娘
ミカン、サクラエビ、マグロなどの観光地や名産物などが描かれています。

山手線電車の1編成の中吊り広告を
一つの広告で埋め尽くすものが
ときおり登場して話題になりますが
このラッピングバスは
一日14往復
(平日)のうちのわずか1往復なので
山手線1編成独占ような圧倒的効果は期待できないでしょうが
長い期間による静かな効果を期待したいところです。



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駿府の白梅と婦系図(おんなけいず)の碑 

2013年02月01日 18時19分20秒 | 路傍のいしぶみ (碑)
▽ 駿府の白梅も咲き始めました。(駿府城公園)


▽ 田丸屋本店前の婦系図の碑(葵区 紺屋町 6番地の7)
 まあ、まだ一時間にもならないのね。半日ばかり待ってたようよ。途中でどこを見てきました。
 大東館のじきこっちの大きな山葵(わさび)の看板を見ましたか、
 郵便局は、あの右の手の広小路の正面に、レンガの建物があったでしょう。
 県庁よ。お城の中だわ。(原文は歴史的かな遣い)



紺屋町(こうやまち)のワサビ漬けで有名な田丸屋本店前にある文学碑です。

田丸屋本店前というより
田丸屋ビルに入っているパルコ前と言った方が
分かりやすいのかもしれません。

それはともかく
 泉鏡花(1873~1939)の婦系図といえば
 「湯島の白梅」で湯島天神(文京区湯島三丁目)が有名ですが
 実は原作には湯島天神の場面は出てきません。


 
これは新派の舞台向けの脚色で湯島天神の場面が設定されて
これが評判となり婦系図と言えば「湯島の白梅」ということになったようです。

湯島天神の場面が有名すぎて
かえって、後半は静岡が舞台となっていることは
意外と知られていないのかもしれません。

この碑の文章にある大東館などのほか
 札の辻の扇子屋
(おうぎや)の饅頭とか草深町などの地名などが
 出てきて興味深いです。



▽ 文学碑の文章に出てくる施設等の位置(当然ながら御幸通りや静清国道はなかった)
 A=静岡駅 B=大東館(旅館) C=田丸屋 D=郵便局  E=静岡県庁


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