駿府城址東御門に
例年よりやや遅れ気味だった
静岡市の花、タチアオイがようやく咲き始めました。
タチアオイは葵の花ということで
徳川家にゆかりの静岡市と会津若松市が
市の花に制定しています。
同じ、駿府城址で見ることができる
フタバアオイです。
フタバアオイは京都の葵祭で有名ですが
このフタバアオイも
かつて京都の上賀茂神社から家康公に献上されたという故事にならい
京都から贈られたものです。
実は徳川家の紋は
こちらのフタバアオイがモチーフになっていて
タチアオイはちょいと葉の形が違うのですね。
フタバアオイの花は
残念ながらタチアオイのようには
見栄えがしないようです。
ちょいと残念なのは
例年、この内堀跡に咲き乱れていた
タチアオイが今年は全く見られないことです。
現場はきれいさっぱりと雑草が駆られていますので
多分、タチアオイの苗もいっしょに刈り取られてしまったのでしょう。
▽ 白いシートでおおわれた部分が撤去工事中の建物
江川町交差点のビルに囲まれた
多分、戦後ずっとあったと思われる木造建物の一画が
取り壊しの工事をしていました。
静岡駅から江川町交差点を経て
市役所・県庁方向に伸びる御幸通(みゆきどおり)は
昭和の始め(1931年)に建設されたもので
幅員は15間(27m)で当時の地方都市としては
かなり広い道路であったことでしょう。
戦後は都市計画の見直しで
幅員を30mに拡幅することとされたようです。
(下図の赤線の部分)
したがって
現在撤去が進む木造建物がある土地は
大部分が拡幅用地にかかることになります。
撤去工事が進められているということは
半世紀も実施されなかった拡幅に
部分的にせよ、やっと手がつけられるということでしょうか。
もしそうだとしたら
道路の拡幅自体は歓迎すべきことでしょう。
ただ、都市計画では
最終的には外堀の一部も埋立て拡幅することになっているようで
個人的にはそれが一番気がかりです。
数メートル程度お堀を狭めたところで
大して変わらないからいいのではという見方も
あるかもしれませんが
1925年の安西線(1962年廃止された路面電車)開業の折
軌道用地を確保するためすでに外堀は狭められています。
現状でも景観を維持できるぎりぎりの堀の幅ですので
なんとしても堀を埋めることだけは回避してほしいと願っています。
▽ ※=撤去工事中の建物 赤線=幅員を広げるため後退予定の部分。
(しずおか信用や電電ビルは初めから後退して建てられている。)
江川町交差点のビルに囲まれた
多分、戦後ずっとあったと思われる木造建物の一画が
取り壊しの工事をしていました。
静岡駅から江川町交差点を経て
市役所・県庁方向に伸びる御幸通(みゆきどおり)は
昭和の始め(1931年)に建設されたもので
幅員は15間(27m)で当時の地方都市としては
かなり広い道路であったことでしょう。
戦後は都市計画の見直しで
幅員を30mに拡幅することとされたようです。
(下図の赤線の部分)
したがって
現在撤去が進む木造建物がある土地は
大部分が拡幅用地にかかることになります。
撤去工事が進められているということは
半世紀も実施されなかった拡幅に
部分的にせよ、やっと手がつけられるということでしょうか。
もしそうだとしたら
道路の拡幅自体は歓迎すべきことでしょう。
ただ、都市計画では
最終的には外堀の一部も埋立て拡幅することになっているようで
個人的にはそれが一番気がかりです。
数メートル程度お堀を狭めたところで
大して変わらないからいいのではという見方も
あるかもしれませんが
1925年の安西線(1962年廃止された路面電車)開業の折
軌道用地を確保するためすでに外堀は狭められています。
現状でも景観を維持できるぎりぎりの堀の幅ですので
なんとしても堀を埋めることだけは回避してほしいと願っています。
▽ ※=撤去工事中の建物 赤線=幅員を広げるため後退予定の部分。
(しずおか信用や電電ビルは初めから後退して建てられている。)
▽ 七間町交差点からオリオン座跡方面 :建物の間から旧東海道(人宿町商店街)が見える。
昨年秋、閉鎖された映画館のうち
最後まで工事が続いていたオリオン座跡ですが
一週間ほど前から囲いが取り払われ
きょう現在、ほぼ完了の状態にまで整地が進んでいます。
七間町交差点から一筋先のオリオン座の向こう側に隠れるようにあった横丁の
どちらかと言うと人目を避けるように存在していた某施設(?)も白日にさらされています。
旧東海道は、交差点から一丁先 (七間町通りは二筋で一丁となっている)を右に折れるのですが
その沿道の人宿町商店街 (旧商店街というべきか?)まで見えるようになりました。
▽ 並行する昭和通りから見える「人宿町商店街通り(旧東海道)」
▽ 七間町通りからオリオン座跡正面:七間町通りと並行の人宿町通りが見える。
▽ ピカデリー跡:別雷(わけいかずち)神社の裏側がさらされている。
▽ ミラノ座跡:右手のパチンコ店跡も撤去工事が進められている。
金環日食のきょう
工事の方々もしばし手を休めて観測していらっしゃいました。
昨年秋、閉鎖された映画館のうち
最後まで工事が続いていたオリオン座跡ですが
一週間ほど前から囲いが取り払われ
きょう現在、ほぼ完了の状態にまで整地が進んでいます。
七間町交差点から一筋先のオリオン座の向こう側に隠れるようにあった横丁の
どちらかと言うと人目を避けるように存在していた某施設(?)も白日にさらされています。
旧東海道は、交差点から一丁先 (七間町通りは二筋で一丁となっている)を右に折れるのですが
その沿道の人宿町商店街 (旧商店街というべきか?)まで見えるようになりました。
▽ 並行する昭和通りから見える「人宿町商店街通り(旧東海道)」
▽ 七間町通りからオリオン座跡正面:七間町通りと並行の人宿町通りが見える。
▽ ピカデリー跡:別雷(わけいかずち)神社の裏側がさらされている。
▽ ミラノ座跡:右手のパチンコ店跡も撤去工事が進められている。
金環日食のきょう
工事の方々もしばし手を休めて観測していらっしゃいました。
八瀬の瑠璃光院は
かつては非公開であったためか
それほど知られてはいないようです。
5年ほど前から新緑の頃と紅葉の頃にかぎって
公開されるようになりました。
(この春は5月末まで公開されています)
場所は叡山電鉄の「八瀬比叡山口駅」から徒歩5分ほどのところで
京都市の中心市街地からはやや離れていますが
電車によるアクセスは比較的容易です。
京都駅からは
「京都駅」~JR奈良線~「東福寺駅」~京阪~「出町柳駅」~叡電~「八瀬比叡山口駅」
▽ 2階北側から
建物内に入ると
まず2階へ案内されます。
北側の窓から見える八瀬の山々や庭のカエデの‘’みどり‘’が
心の奥底まで染み入る風景です。
▽ 2階南側から
▽ 1階南側から
南側からは主庭園の「瑠璃の庭」を見ることができます。
エメラルドグリーンのカエデと
一面、苔におおわれた庭が
美しいグラデーションを見せています。
苔の合間をぬうように
比叡山からの伏流水による
一条のせせらぎが苔の間を流れています。
そして感動的なのは
カジカガエルが美しいハーモニーで
至福のひとときを演出してくれるのです。
南側からは主庭園の「瑠璃の庭」を見ることができます。
エメラルドグリーンのカエデと
一面、苔におおわれた庭が
美しいグラデーションを見せています。
苔の合間をぬうように
比叡山からの伏流水による
一条のせせらぎが苔の間を流れています。
そして感動的なのは
カジカガエルが美しいハーモニーで
至福のひとときを演出してくれるのです。
ミカンの花が咲く頃には
駿府城公園名物のポプラの綿毛が
たくさん舞い始めます。
肉眼でないと
大きなもの以外は写りにくいので
写真では分かりづらいのですが
鼻のなかまで入りそうな勢いです。
(ちょいと生臭いような臭いがしますので
それはゴメンですが・・・・)
この日(5月11日)は
公園内ばかりでなく
北風に乗って
中堀を超え、さらには外堀を超えて
駿府城公園名物のポプラの綿毛が
たくさん舞い始めます。
肉眼でないと
大きなもの以外は写りにくいので
写真では分かりづらいのですが
鼻のなかまで入りそうな勢いです。
(ちょいと生臭いような臭いがしますので
それはゴメンですが・・・・)
この日(5月11日)は
公園内ばかりでなく
北風に乗って
中堀を超え、さらには外堀を超えて
札之辻(ふだんつじ)あたりまで舞っていました。
地面には綿毛のカタビラがあちこちにできています。
ポプラには関係ないのですが
地面には綿毛のカタビラがあちこちにできています。
ポプラには関係ないのですが
スズカケノキ(プラタナス)に鈴が掛けられていました。
↑ 静岡県情報の人気ランキング
▽ 紀州藩から贈られた鉢植えのものを家康公が自らお手植えしたものだという
(葵区 駿府城公園 1番)
静岡県の花はツツジです。
なにゆえツツジなのかと疑問に思わないでもありませんが
ツツジが静岡県に特有なゆかりがあるということではなく
県内のどこにも普通に咲いているという
いわばその普遍性に着目したものなのでしょう。
静岡県の特産のお茶やミカンの花が
選ばれてもいいようにも思うのですが
どちらも花としては地味で
見栄えの点ではとうていツツジにはかないませんし
特にお茶は花を咲かせてしまうと
お茶の生育が悪くなるということで嫌われもののようです。
それはともかく
今年も駿府城址にある
家康公お手植えのミカンが白い花をつけています。
花といっても
そばに寄らないと分らないほど小さく
歌に歌われるほど存在感があるものではありません。
それでもその小ささゆえに
ちょいと いとおしい気がしてきます。
(葵区 駿府城公園 1番)
静岡県の花はツツジです。
なにゆえツツジなのかと疑問に思わないでもありませんが
ツツジが静岡県に特有なゆかりがあるということではなく
県内のどこにも普通に咲いているという
いわばその普遍性に着目したものなのでしょう。
静岡県の特産のお茶やミカンの花が
選ばれてもいいようにも思うのですが
どちらも花としては地味で
見栄えの点ではとうていツツジにはかないませんし
特にお茶は花を咲かせてしまうと
お茶の生育が悪くなるということで嫌われもののようです。
それはともかく
今年も駿府城址にある
家康公お手植えのミカンが白い花をつけています。
花といっても
そばに寄らないと分らないほど小さく
歌に歌われるほど存在感があるものではありません。
それでもその小ささゆえに
ちょいと いとおしい気がしてきます。
↑ 静岡県情報の人気ランキング
▽ 青葉通りのケヤキのみどりがまぶしい
▽ 丸太ん棒のような街路樹は、枝を伸ばすことが許されないイチョウ並木
(静岡市民はこの姿を見て恥ずかしいと思わない人ばかりなのだろうか?)
連休がつづくと
つい何の日か忘れがちですが
きょうはみどりの日
静岡市は
政令市の中でも街路樹が少ない方で
人口あたりの数では最下位争いをしているようです。
それに
秋には住民からの落ち葉の苦情を懸念して
剪定と称してその少ない街路樹の枝をばっさり切り落としてしまい
緑の少ない印象に拍車をかけています。
それでも
ここのケヤキは剪定が比較的おだやかなようで
みどりの日の頃には
心にしみる新緑の美しさを確認できます。
<追 記>
静岡県内では街路樹の絶対数では富士市が一番多いそうです。
また、富士市では市民からの街路樹に対する苦情も少ないため
街路樹自体も大きく育てられているそうです。
静岡市では下記(市HP掲載のもの)のようなつまらない苦情にいちいち反応して
街路樹を守ることに事なかれ主義の及び腰なので
今後も街路樹に対して期待はできないでしょう。
まあ、この件に関して言えば
低レベルな市民にふさわしい低レベルな市当局と
言うべきなのでしょう。
【市民の苦情】
▽ 丸太ん棒のような街路樹は、枝を伸ばすことが許されないイチョウ並木
(静岡市民はこの姿を見て恥ずかしいと思わない人ばかりなのだろうか?)
連休がつづくと
つい何の日か忘れがちですが
きょうはみどりの日
静岡市は
政令市の中でも街路樹が少ない方で
人口あたりの数では最下位争いをしているようです。
それに
秋には住民からの落ち葉の苦情を懸念して
剪定と称してその少ない街路樹の枝をばっさり切り落としてしまい
緑の少ない印象に拍車をかけています。
それでも
ここのケヤキは剪定が比較的おだやかなようで
みどりの日の頃には
心にしみる新緑の美しさを確認できます。
<追 記>
静岡県内では街路樹の絶対数では富士市が一番多いそうです。
また、富士市では市民からの街路樹に対する苦情も少ないため
街路樹自体も大きく育てられているそうです。
静岡市では下記(市HP掲載のもの)のようなつまらない苦情にいちいち反応して
街路樹を守ることに事なかれ主義の及び腰なので
今後も街路樹に対して期待はできないでしょう。
まあ、この件に関して言えば
低レベルな市民にふさわしい低レベルな市当局と
言うべきなのでしょう。
【市民の苦情】