今年もまた家の近くの玉川上水の土手にヤマユリが咲いた。ヤマユリが咲いて梅雨が明けるというが、その気配はまるでない。今朝もこまかい雨が降り続いている。そのうち冷夏の話題でもちきりになるのではないかと心配される。キュウリとトマトの収穫はあるがゴーヤは花も少なく心配だ。
「すみれ」と「りり」という名の小さな留学生の学校生活も6週を終えて、残りは2週となった。これまで学校のプールが始まって3週になるが水温が低くて中止になることが多かった。二人とも国民健康保険に加入しているが、まだ通院するような事態は起きていない。
昨年の姉はツバキの木の毛虫にかぶれて皮膚科に通院した。そして一日だけ学校を休んだ。これまで二人とも学校を休んでいない。宿題をしようという意欲があるのは救いだ。昨年の姉に続いて妹もこの夏に日本で自転車乗りをマスターした。二人は自転車をバイクと呼んでいる。
妹の方は両足に、まるで虐待をうけた子のように無数のすり傷、打撲のあとが残っている。その妹の方が学校から帰宅するとき、「ただいま~」と甲高い声を出して玄関に飛び込んでくる。そしてその声を聞きながら、これがいつまでも続くはずはないぞと私は感傷的になる。(土手のヤマユリ、薬用植物園と庭のタイマツバナ)