医者は患者を簡単には手放さないものらしい。昨日は3カ月に一度の眼科に出かけた。視力検査に眼圧検査である。とくに異変はない。つぎは視野検査をしますときた。内科は半年に一度の腹部エコーと血液検査が9月にある。おそらく大きな変化はないだろう。どちらも自転車で片道60分かけて行く。近くの耳鼻科は「変わりありませんか?また4週間分お薬を出しておきましょう」である。どれもこれも、こちらで見切りをつける必要がありそうだ。
わが家に最も近い大学である白梅学園大学は特色ある大学だ。学部は「こども学部」の一つで、「こども」「発達臨床」「家族・地域支援」の三つの学科がある。白梅短期大学には「保育科」がある。学園には小学校はなく、幼稚園と中学と高校がある。中学高校は女子だけで、大学にはきわめて少数の男子が在籍する。幼稚園は地域で人気が高く近隣の市から通園する子もいる。幼稚園と中学はモダンで解放的な校舎に建て替えられ、建設中の高校の校舎はまもなく完成する。
5日の土曜と13日の日曜の午後は小さな留学生と「白梅子育て広場」に出かけた。「GP学生委員会」が主体となって運営する広場である。GPの意味は説明されぬままなので、あとで調べてみるとGPはGood Practice の略だ。文科省が大学の優れた教育プログラムを選定し支援するものだという。白梅は06年と07年に連続で認定されている。大学と地域、学生と市民が「子育て広場」を通して交流を深め互いに学習し成長することが目標だという。
未就園児や小学生や世代間交流や子育てサポートや気になる子などを対象に七つの広場が想定されていて、それぞれの広場は月に一度か三カ月に一度と開かれる。5日の「あそぼうかい」では紙コップと輪ゴムでロケットを作ったり、七夕にまつわる学生の寸劇を見て楽しんだ。13日の「しゃぼんだまひろば」は芝生の中庭に無数の’しゃぼんだまが一斉に舞い上がった。しゃぼん液は洗剤:洗濯糊:グリセリン:水:ガムシロップ=10:20:1:50:1で作る。骨だけの団扇で簡単に大量のしゃぼんだまが飛んだ。針金のハンガーに毛糸をまいて鯉のぼりのような大きく細長いしゃぼんだまができた。円柱形のしゃぼんだまの中に人が包まれた。