玉川上水の辺りでハナミズキと共に

春は花 夏ほととぎす 秋は月 冬雪さえてすずしかりけり (道元)

*新聞切り抜き

2015年12月03日 | 捨て猫の独り言

 先月から新聞の購読は毎日から朝日になった。1年の契約である。そのうち相性のいい毎日に固定してもいいかなと考えたりするが先のことなど自分でもわからない。毎日の木曜夕刊の近藤勝重のコラム「しあわせトンボ」をスクラップするほど愛読している。これまで他紙を購読している期間は中断していたが、今回はスクラップを中断せずに継続しようと思った。

 どのようにして継続するか考えた。毎週金曜日は公民館の囲碁会だ。公民館と図書館は同じ高層住宅の一階部分にあるが、金曜日は図書館はお休みである。囲碁が終わると帰宅のコースを少し遠回りして、開いている隣町の図書館に立ち寄る。そこで木曜の夕刊をコピーすることにした。また高倉健が2012年の11月22日に近藤勝重が早稲田大で担当している文章の授業をお忍びで聴講したことを私はコラムで知った。(写真は11・3に薬用植物園にて)

 

 「政治的中立」考と題した近藤の11・27のコラムは「高校時代、友人のA君が校門前で政治を批判したビラを配っていたところ、生徒指導の先生が教育現場の中立性を理由にそのビラの配布を止めさせようとした。見ていた生徒たちが騒ぎ、生徒大会になった。ぼくも立ち上がって意見を述べた。《先生にはA君の行為に反対の考えがあったんじゃないですか。止めさせようと動いて中立だ!はおかしいと思います》」で始まる。

 朝日には「天声人語」を月毎に冊子にまとめたサービスがある。月末には「10月の言葉」としてつぎのことなどが取り上げられていた。▼「強権極まれり」沖縄県の翁長雄志知事の怒りに、民主主義が崩れゆくさまをみる。▼ノーベル文学賞のベラルーシのジャーナリスト「国家というのは自国の問題や権力を守ることのみに専念し、人は歴史の中に消えてゆくのです。だからこそ、個々の人間の記憶を残すことが大切なのです」▼再び沖縄。辺野古の抗議行動で県議の吉田勝広さんが「米軍相手に暴動が起きていた復帰前の光景のようだ。今の相手は自分たちの政府。情けない」。無関心でいられようか。

コメント (1)
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