日本語を十分話すことができない孫たちのために小学生新聞を二カ月間配達してもらうことにした。少しでも日本語の語彙を増やしてもらえればいい。半ば強制的に一緒に声を出して読んでやる大変な役目はババが担当する。
新聞業界も購読者の減少によって経営に苦労しているようだ。この3月に、この地域では予想もしてなかった事態が起きた。毎日新聞の販売所が朝日新聞の販売所に吸収されたのだ。朝日の販売所から毎日が配達されることになった。
「購読料の支払いが口座振替、クレジット払いの読者様は当面の間は、再度のお手続きは不要」とある。この販売所の吸収で、その組み合わせのことが念頭に浮んだ。そして「朝日・毎日」「読売・日経」などのようにメディアの分断、さらに国民の分断へと進むのではないかというネガティブな連想が生じた。(右端はネジバナ)
「毎日小学生新聞」の編集長は女性である。「6さいからのニュース」、漫画で学ぶ「論語くん」、一つだけの正解がない問いを語り合う「哲学カフェ」、俳句募集の「キラリ一句」「15歳のニュース」など小学生新聞は一般紙より面白いことに気づいたのはジジである。