玉川上水の辺りでハナミズキと共に

春は花 夏ほととぎす 秋は月 冬雪さえてすずしかりけり (道元)

*霜降の頃

2019年11月04日 | 捨て猫の独り言

 庭のツワブキが咲きだした。この季節の蝶の蜜源にはほかにサザンカ、チャノキ、菊の花などがある。ヒガンバナの後に咲くネリネはいつ咲くのだったか。今はまるでその気配さえない。道路に散らばるハナミズキと柿の落ち葉ひろいは適度な運動だ。今年は5月4日に経験したことのない大粒のヒョウが降った。特に柿はその時のヒョウで葉をズタズタにされた。ちぎれた姿でそのまま大きくなって落葉になっている。

 近くの農地に収穫寸前の大根が、勢いのある大きな葉を繁らせている。10月初めに種まきした庭のダイコンはやっと本葉が4~5枚になった。あと少しで間引いて1か所1本にせよと教科書にある。収穫までには3か月かかるという。はたして1月には教科書にある写真のような大根に会えるのだろうか。不安の方が大きい。初めての栽培だから葉っぱだけの収穫でも良しとしよう。

 以前からの上腕部の痛みが、不思議なことにやわらいできた。まだ、なにやらしこりが残っている。痛みだしてからは鉄棒のぶら下がりを止めた。いつのまにやら2時間ウォークにも出かけなくなっている。それで気に入っていたナンバ歩きから遠ざかった。筋力の劣化が進んでいるのは間違いない。ここで深刻になることもあるまい。時の流れに身を任せ、75歳を迎えようと思う。

 

 新堀用水の白濁と、クヌギの樹液が隠されるという二つの異変があった。9月9日の15号、10月12日の19号の台風は甚大な被害をもたらした。家の近くの新堀用水は玉川上水に沿って流れる小川である。普段は透明な水だが19号から4週間も経つというのにいつもと違う白濁した多摩川の水が流れている。そして玉川上水のクヌギの樹液には多くの動物が集まる。スズメバチの危険を理由に管理者が樹液部分を隠してしまった。これではルリタテハの観察を楽しみにしていた小学生が可哀そうだ。 

コメント
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