大戸川の桜が満開になり、先日は桜の木の下でお弁当を広げる人達の姿も見られました。
山田洋次監督の推薦する「家族」を主題とする名作映画50選がテレビで放映され始めた。戦前から戦後そして現在までの家族の移り変わりを描いた作品の紹介が順次されていく。
冒頭で監督は今,家族の絆が失われて無縁社会などと言われる時代になって来ているようだが、このことはある意味で日本の文化の消失にもなるのではないかと危惧されている。
映画を通して家族のあり方をもう一度考え、日本人そして日本をみつめなおす事ができればと述べられている。
3日ほど前から放映された「トウキョウソナタ」「鉄道員」を観た。「トウキョウソナタ」はリストラされた父親とその家族がそれぞれにもつ隠し事をとおして家族がどこに向っていくのかという内容。「鉄道員」は高倉 健主演の作品で仕事一筋に生きて家族に負い目のようなものを持ちつつ生きる姿だが、これから放映される沢山の作品が楽しみだ。
震災で家族を亡くされた多くの方たちはこのようなテレビをみる心の余裕もないだろうなあと思いつつ、家族の絆が突然に断ち切られた悲しみは言葉では語ることも不可能だろう。家族の絆は無くされても、人と人の絆を信じてしっかりと生きていかれることを祈るばかりです。