忘れ人の独り言

明治生まれの両親がさりげなく生きていた姿が今,私に語りかけてくる。

清水寺の岩手の桜

2012-04-19 | 日々の業

昨日は天気もよく念願の清水寺に行ってきました。お正月の初詣での時岩手県からのしだれ桜を春には必ず見に来ようと思っていたからです。

もう散ってしまっているかしらと心配でしたが、まだ咲いていました。 

   

少しか細い幹で竹で支柱されていて、花は随分上の方に咲いていました。

ゆっくりと碑を読んでみると、八世紀末頃、今の岩手県水沢市地方を本拠とした土地の首領のアテルイは中央政府の数次に亘る侵略に対し、十数年に及ぶ奮闘をしたが遂に坂上田村麻呂の軍門に降り同胞のモレと共に京都に連行された。田村麻呂は敵将ながらアテルイ・モレの武勇や人柄を惜しみ政府に助命嘆願したが容れられず、二人は802年河内の国で処刑された。

この史実に鑑み田村麻呂開基の清水寺境内」に1994年アテルイ・モレの顕彰碑が建立された。

その折に岩手県水沢市より記念植樹された。と碑に書かれていました。

このしだれ桜も遠く東北の方をむきながら岩手の桜と話しているのかしら・・・などとふと思ってみたりしました。

 

 

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