忘れ人の独り言

明治生まれの両親がさりげなく生きていた姿が今,私に語りかけてくる。

テレビ「高倉 健・仕事の流儀」をみて

2012-09-12 | 生き方を学ぶ

テレビの「プロフェッショナル 仕事の流儀 高倉 健」を見た。

何を隠そう 私はずーと昔から高倉 健のファンなのだ。小学6年頃だったか近所の映画館で「森と湖の祭り」という映画を見て以来だから長い年月になる。内容はすっかり忘れているが馬にのっている健さんがとても頼もしく思えた。

     

といっても健さんがやくざ映画に出ていたころは1回も見に行かなかった。

そして「駅」とか「幸せの黄色いハンカチ」「ほたる」[鉄道員」等はみた。

81歳になられて健さんはテレビの中でいろいろ話しておられた。

[任侠ものの映画に出ていて映画館に見に行った時満員の観客が自分の映画を食い入るようにみて興奮していた。」「映画館から出てきた人達の顔が変わっていた」

「その時大きなメディアの怖さを感じた」

こうした中でいろいろの挫折などを体験し自分が納得した映画に出るようになったということだ。

その中で震災後二つの詩と山本周五郎の本をいつも持っておられると聞いて驚いた。

私も山本周五郎の作品は大好きで何冊かを読んだことがあり、その都度作品のもつ人間に対する優しさに触れ涙し感動したことがある。

又 「身を捨てても悔いがないという人との出会いが大切だ」というようなことを話されていた。

この言葉から「たとえ法然上人にだまされて念仏し、地獄に落ちたとしても後悔しない」と話された親鸞聖人の言葉の部分が何故か浮かんできた。

人との出会いが人生において本当に大事なことだと あらためて感じたことでした。