忘れ人の独り言

明治生まれの両親がさりげなく生きていた姿が今,私に語りかけてくる。

「日本国憲法」なのだ!の本

2013-09-03 | 世の中のこと

憲法が危ない!先の選挙で自民党が増え、憲法改悪の方向へと向かっている。自民党の中でもまだ九条を変えることに反対している人もおり世論も九条改正に反対の人の数が賛成を上まっているというのに、一体この国をどこへ持っていこうとしているのだろうか?

平和憲法があるからこそ他の国の人たちは日本を安心の目で見ていたのだろうし、この60年以上他国の人や自国民を殺さずにすんだのだと思うのだが・・・。

30年前に出された「日本国憲法」なのだ!という赤塚不二夫・永井憲一著の本が今年改訂新版として出されていた。子供たちにも読んでもらおうと買ったが、漫画の部分は10ページくらいであとは「戦争はいたさないのだ!」赤塚不二夫・断章と赤塚・永井氏の素顔対談そして資料として日本国憲法と教育基本法・大日本帝国憲法が載っていた。

漫画の部分でもきっちりと大切なことが描かれていてわかりやすい。これは家においておき、その都度読んでみるといいと思った。

  

対談の中で赤塚さんが戦後、満州から引き揚げてくるとき母親の手を必死で握って帰ってきた。あの時手を離していたら中国残留孤児になっていただろう。そして母の実家にたどり着いて30分後に赤ん坊だった下の妹が息を引き取った。赤塚不二夫の戦後の出発点がここにあると記されている。