忘れ人の独り言

明治生まれの両親がさりげなく生きていた姿が今,私に語りかけてくる。

部屋の片付け・心の片付け

2014-04-30 | 生き方を学ぶ

「泥棒に入られたみたいにすごいことになっていたよ。ざっと片付けといたけど!」と上の娘が言っていました。あれから一ヶ月引っ越した娘の仕事部屋や他の部屋の衣服その他の片付けに追われています。

「1年はかかるわ・・・ゆっくりぼちぼち片付けたら」と言っていましたが。

丁度いい機会だから私のものも整理しておこうという気持ちも手伝って楽しい気分でやっています。

どうしてこんなにものが多いのだろう?それも捨てるのはもったいない、いつか使うかもという気持ちから物がどんどん増えていくようです。

それでも私は昔から捨てる処分する方でしたが・・・

家に自転車が3台あった頃 近所の人に1台貰ってもらいましたがその時父に「お前は何でもかんでも人にあげて!」と叱られたことがあります。

そんな私でも思い出の品とかはなかなか処分できずにいます。

ある本に「思い出の品は眺めるだけで心穏やかになるようでいて、過去に執着する危険を秘めていますから。勇気をもって一掃しましょう。」と書かれていましたが・・・。

「すべては借り物で、死んでいくときは何一つ持っていくことはできない。過去にどんどんさよならしてゴミを少なくしていく生き方が、人に幸福をもたらすのではないでしょうか」と書かれた言葉が心に残っています。(老いと死について  さわやかに生きる知恵より)