昨日見たテレビで入市被爆という言葉を知った。
(原爆が投下された後、15日目(広島の場合、8月20日)までに、爆心地からおおむね2キロ以内に入った人が「入市被爆者」とされている。)
江田島で特攻訓練をしていた18歳の兵士たちが爆心地に救護活動に入りこの世のものとは思われぬ地獄の惨状の中、遺体の処理にあたった時のことを話されていた。
11万人いた入市被爆者の中には、放射線の影響とみられる症状が現れ白血病やガンなどで亡くなった人たちが多い。
終戦後 郷里に帰ったこの兵士たちが原爆の放射能に対する無知から近所の人々の差別と偏見に苦しめられたということを聞き、原爆は広島の、長崎の被爆者だけではなく広範な人々までもその生涯を苦しめ続けたのだと改めて感じ、心がしめつけられた。そしてこんな年齢になって初めて入市被爆者のことをまともに知ったことを恥じた。
NHKスペシャル「見過ごされた被爆 ~残留放射線 63年後の真実~」←クリック
入市被爆と救護被爆-当初より放射能の害を知っていた都築正男←クリック
2017年 8月6日 TBS NEWSより ↓
https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20170806-00000155-jnn-soci