昨日は広島に原爆が投下されてから68年目となり、毎年の平和記念式典をテレビで見た。そしていつものようにその場に参加した気持ちで8時15分には黙祷をささげた。
この1年間に亡くなった人や新たに死亡が確認された人、5859人の名前が書き加えられ28万6818人の原爆死没者名簿が原爆慰霊碑に納められたと伝えた。
このあとの平和宣言の中で、広島市の松井市長が「罪もない多くの市民の命を奪い、一生にわたり心身を痛め続ける核兵器は、非人道性の極みであり、絶対悪だ」「世界の為政者の皆さん、いつまで疑心暗鬼に陥っているのですか。核兵器の威嚇によって国の安全を守り続けることができるのですか。広島を訪れ、被爆者の思いに接し、信頼と対話に基づく安全保障体制への転換を決断すべきではないですか」と訴えかけられた言葉がとても心に残った。
また、最近読んだ「ぼくは満員電車で原爆を浴びた」の本に書かれていたことを思い出していた。その本の帯に小出裕章氏は「二度と原爆など使ってはいけません。どんなつらい記憶でも、知らないよりは知ったほうがいいと思います。本書は読むのも苦しい内容ですが、きっと未来のための知恵を与えてくれるでしょう。」と書かれている。
十数年前に新婦人の人たちと訪れた広島での平和記念式典や会議のことも忘れることはできない。夏の旅行もいいが、できれば一生に一度それも早い時期にこの地を誰もが訪ねてみて欲しいと思っている。
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