忘れ人の独り言

明治生まれの両親がさりげなく生きていた姿が今,私に語りかけてくる。

「大往生」の本から

2013-08-20 | 生き方を学ぶ

病院の付き添い時に近くのブックオフで数冊の本を105円で買った。その中の1冊に「大往生」というのがあった。10年以上前に図書館で著者の永 六輔さんの老人力?とかいう本を読み大笑いしたことを思い出したので今度も面白いだろうとの思いからだった。もう約20年ほど前に書かれたものだが、結構面白く考えさせられる箇所も沢山あった。

表紙の前の裏書に(人は必ず死ぬ。死なないわけには行かない。それなら、人間らしい死を迎えるために、深刻ぶらずに、もっと気楽に「老い」「病い」、そして「死」を語り合おう。本書は、全国津々浦々を旅する中で聞いた、心にしみる庶民の本音や寸言をちりばめつつ、自在に書き綴られた人生の知恵。死への確かなまなざしが、生の尊さを照らし出す。)と書かれている。

最初の部分に病院関係者が作った川柳が載っていた。

「死ぬ人がいなくなりそな健康誌」

「経営の名医が欲しい大病院」

「クラス会無料の医療相談日」

「人生は紙おむつから紙おむつ」など沢山。

確かこの本とても沢山の人たちに読まれたということだったらしいが、今、読んでも為になる。それだけ自分がこの本を身近に感じる年齢になったからだろう。

「往生」という言葉は昔、 師から「往って還ってくることですよ」と教えてもらったことがあったが、死は生と裏表。 あちらに往ってまたこの世に還ってくるってこと。・・・・スマナサーラ長老の本にも還ってきても往く前の自分という意識はまったくなくなっているということだと書かれていた。とにかく死ぬまで明るく生きていこう

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