秋の空、面白い雲の形も長くは続かない。
雲は、気まぐれに形を変える。
気まぐれは、わけもなく思いつくままに、何でも手当たり次第にやってみることで、雲が気まぐれというのもおかしいけれど。
夕食の間に空はすっかり暗くなっている。
どこかに稲妻が走った。
稲妻を、雲のひらめきにたとえてやれば、雲も喜ぶだろうか。
ひらめきとは、思いついたことから、何かを創ったり、何かに役立てたり、有用な次の過程につなげられること。
後につながるかどうか、それが気まぐれとの差になる。
人の考えも、行動も、見方によって気まぐれと思われたり、ひらめきであったりする。
どちらにしても、いつも同じでいられるより、そのたびに違うほうがやはり面白い。
人間味は、雲の姿に似ている。
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