高齢運転の派手な自動車事故が起きると、認知症に疑いがかけられます。
運転していた人が認知症にかかっているのかどうかではなく、認知症という病が事故を起こすかのような奇妙な錯覚にとらわれそうになります。
認知症という病がなくなれば、自動車事故が減るかといえば、そうはなりません。
世の中には、こういう錯覚が数多く錯綜しています。
高齢者の自動車事故には、同乗者との精神環境の影響が強いのではないかと思います。
タクシーの運転者がひどい事故を起こしたと聞かないのも、運転能力だけのことでは、たぶんないでしょう。