・・・・・・あわぞうの覗き穴・・・・・・

気が向いたときに、覗いてご覧ください。
何が見えるかは、覗く方々のお眼め次第です。

一粒の泡:17 支援

2020年07月16日 | つぶやきの壺焼

賞与は、働きへのお礼か、利益の分配か?

利益の分配とするなら、利益の計算で都合のよい数字を出せば、それで賞与が計算される。
懸命に働いたこと、命をささげてまで世の中に役立ったこと、そんなことはどうでもよいとされるのだ。

医療従事者に支援を!

10万円もらったらクルーズの予約でもしてこうかという人など、後の後回しでよい。

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一粒の泡:16 誠意代償群

2020年07月15日 | つぶやきの壺焼

謝罪という誠意表明方式は万国共通か?

答えは否、謝罪を誠意の証として受け容れる精神文化は、日本人と日本人によく似た心を持った人にしか通用しないからである。

顕著な実例がここに示されている。

「フォード vs. ブリヂストン」裏切りと謝罪

問題は、タイヤの品質ではなく、車体メーカーが推薦した乗り心地優先のフニャフニャ空気圧にあった。

時の過ぎるのは早い、後での効かないこともあるので、見るなら今すぐ!

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一粒の泡:15 秩序創造

2020年07月14日 | つぶやきの壺焼

秩序は創造の対象になりうるか?

答えは否、秩序は、集団がもつ自然の力で出来上がるもので、考えたりこね回したりして作り上げるものではないからである。

新国際秩序創造戦略」これには、五語句を響きよく呼べるように連結したに過ぎない、まさに今様のヴァーチャル・フィクションのテーマになりそう程度の意味合いしかない。

絵空事を見せられて、政治やってますと言われても、まあしっかりやってくださいぐらいの思いにしか国民の心は動かないだろう。

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一粒の泡:14 ブルーカーボン

2020年07月13日 | つぶやきの壺焼

「あらめの配給だよ」と呼び声が聞こえると、バケツを持った主婦たちがぞろぞろ連れだって配給所へ向かう。
バケツ一杯ではない適当な分量のあらめを入れてもらって帰ってくる。
わかめと違い、ごわごわと堅そうなその海藻で、何日間かは米の代わりにして食いつなげと、直接には言われなくても、そのあとしばらくは何も来なかったから、そういうことなのだった。

あらめをゆでていて目を離している間に、炭のように焦がしてしまったおばさんがいた。
「あーら、焼きあらめになっちゃった」このぐらい呑気でなければ、敗戦直後の厳しい食糧不足のもとでは生き延びられなかった。

炭といえばおよそ真っ黒なものを思い浮かべるが、カーボンには、ブルーカーボン、グリーンカーボンと名付けられた部類のものがあるという。
ブルーカーボンは、海洋生態系に吸収され固定蓄積される炭素で、グリーンカーボンは、陸上の植物によって森林などに蓄積される炭素の呼称とされている。

海のブルーカーボンの研究は日本ではまだこれからだそうで、その技術研究組合が認可されたというニュースがあった。

この研究が、海に生成されるものなのに経産省の水産庁系でもなく、CO2 吸収量の算定や吸収量の拡大技術を研究するとされながら環境省でもなく、これが国土交通省扱いであるということがどうもよくわからない。
しかも、生成されるブルーカーボンの利用についてではなく、定量的評価、技術開発及び資金メカニズムの導入等の試験研究が目的と聞いては、よくある研究費獲得のための組合設立ではないのかと勘ぐりたくなる。
これではブルーカーボンというよりグレーカーボンに近いのではないかという気がしている。

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一粒の泡:12 目線禍

2020年07月11日 | つぶやきの壺焼

上から目線は嫌われる。
目線を出している当人は、自分のそれには気づかない。

目線は目線と呼ばれても、外に出るときは姿勢にも言葉にも表れる。
言葉づかいは目線形成の大きな要素。

ものを言うとき、まっすぐ向いているつもりでも、いつしか鼻の穴が相手の目のあたりを向いている。

こんな例もある。
災害地にいて、これから現地の状況視察に向かおうとする林野保全の責任者に、電話で話を聞いた後の言葉が「気を付けられたほうがいいですよ」
ジャーナリストを自称するベテラン記者の、多分あいさつのつもりがこれ。

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一粒の泡:11 郵便番号

2020年07月10日 | つぶやきの壺焼

郵便番号は便利です。

Webサイトの住所書き込み欄に、郵便番号を入れると町名までパッと書かれます。

郵便番号は、宅配便の行き先まで選択して、さっさとそこに荷物を持っていきます。

ただ、便利なことには落とし穴もついているので気を付けなければなりません。
先日、郵便番号の頭1字違いで、神奈川の我が家に来るはずの荷物が青森まで行ってしまいました。

宅配伝票にも郵便番号を書き入れるようになっていて、それだけを見てパッと動いたようなのです。

郵便番号と住所の頭とが照合されていれば、その間違いはなかったと思いますが、手書きの伝票では、そうなっていなかったようです。
間違いの発生確率と再搬送の手間と、チェックシステム構築の費用とのコスパ問題だと思います。

宅配屋さんもいろいろ大変、ご苦労様です。

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一粒の泡:9 デジ貧

2020年07月08日 | つぶやきの壺焼

あまりよい言葉ではないが、デジタル貧民と呼べそうな人が、電車に乗ると必ず座っている。

連れがいてもスマホに見入る。
子供の相手よりスマホが先。
エスカレーターに立ってもまだスマホ。

持ったスマホが最新型でも、指の動きがどれほどきれいでも、吸い取られてしまった心、その貧しさは隠せない。

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一粒の泡:7 魔ダム

2020年07月06日 | つぶやきの壺焼

ダムは魔物である。

隣国では、貯水可能とされる水位約2割を残しながら大量放水をしていると聞く。
ダムが壊れそうで危なければ、発電の名目で、下流の洪水を承知で放水、日本では考えられない。

ところが、この日本でも、いま大洪水が起きている。
その球磨川には、荒瀬ダムという大きなダムがあったのに、日本初のダム撤去という珍工事をやってしまった。
川の流れを止めることが自然に逆らうという文学的発想からか。
平常の水量ならば観光にも環境にも甚だ好都合だったが、平常でなくなったときどうなるか、それを徹底検討したのだろうか。
ダメならまた作ればとは、まさか考えなかったとは思うが。

ダムをなくせとか、進んでいる工事をやめてしまえとか、権限を握った人が考えやすいのも、ダムがもつ魔力の一つであるようだ。

水が引いたら、元に戻して終わりではなく、流域近くに住む人々にひどい苦汁を再三なめさせないよう、省庁領域の枠を超えて真摯な共同研究を進めてもらいたいと思う。
官房長官が振る旗を待たずに、閣僚も関係議員も官僚も、それぞれ自分の旗を持っていてほしいものである。

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一粒の泡:5 AI依存

2020年07月04日 | つぶやきの壺焼

若い棋士が、お歴々も考えの及ばないような手で大勝負に勝った
AIもその手は示さなかったと言われる。

棋士がAIを超えたのではなく、AIが人間の全智に及ばなかったのだ。

AIは確かに優れたことをやってのけるが、AIに頼っていれば、AIはその人間に気にいられることしかしなくなる。
AIはバカではないからだ。
AIは人間を滅ぼしはしない。
しかし、外れた人間がAIの力を借りて、まともな人間の生存を脅かすことはありそうだ。

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一粒の泡:4 尊顔

2020年07月03日 | つぶやきの壺焼

麗しき尊顔を拝し奉り、と挨拶されてどういう顔をするか、それによってその人の顔が尊顔と呼ぶに値するかどうかが決まるだろう。

入閣要請を断った理由を聞かれて、「あなたは閣僚をやったことがない」といきなりジャブをかましておいてから「私が受けなかったのは憲法に対する考えが違うからだ」と答えた偉ぶり顔がお好みの人もいる。

俺が総理をが見え見えの尊顔大師様には、候補の資格すらないと思うのだがどうだろうか。

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一粒の泡:3 調和

2020年07月02日 | つぶやきの壺焼

7月1日の朝刊第一面、黒塗りの記事、見出しは「香港は死んだ」
さすが、と思ったとたん、その下の左側に目が行く「習氏国賓来日に重大な影響」、なんだこれは。

黙っていて自然消滅を待つはずと思っていた国賓問題を、なぜわざわざここに引きずり出すのか。

伝えなければならないことを、まっすぐ伝えること、それこそ新聞が新聞であることの証なのに、国賓問題の蒸し返しが、ここで伝えなければならないことなのか。

絶妙のバランスと言えば聞こえはよいが、この153平方センチの紙面が、日本人のひ弱さをことさらに表明してしまった、まことに残念である。

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