さよなら三角 また来て四角...日本編☆第二章☆

オーストラリアから10年ぶりに帰国。特別支援教育に携わりながら
市民農園・家庭菜園に励んでいます。

しっかりしているんだよねぇ

2010年06月15日 09時29分23秒 | Web log
空手の昇級テストがもうすぐ始まります。

昨日も最後の練習に行ってきました。

わたしのグループは、高校生の男の子が3人とかかとのきれいなダニエルと私。(ダニエルの息子さんが3人の高校生の中の一人です)

高校生といっても、オーストラリアは中高一貫なので、もしかしたら
日本で言う中学生かもしれない。一人はまだ声変わりしてないみたいだし。

わたしは、その子らのお母さんくらいな年齢だと思う。

ま、とにかく、その3人の男の子たち、態度や言動、とてもしっかりしています。堂々としているっていうか、「わたし、ついていきます」ってな気持ちにさせられる。とてもたのもしい。わたしが、間違うと教えてくれるし。

で、情けないですが、実際のところついていけない。

彼らの速さにとてもついていけない。若さゆえか、彼らは飲み込みも早いしね。わたし、もともと運動苦手だし。反射神経、鈍いし。

それはどうでもいいのだけれど、彼らだからしっかりしているのか、それとも育て方の違いなのか。

オーストラリアは他民族国家なので、周りにいろんな人種がいます。で、子供へのアプローチの仕方もそれぞれに違います。

アジア系の親はとにかく、勉強と習い事に熱心だ。共働き夫婦もアジア系に多く、放課後も音楽、公文、スポーツ、語学、絵画教室ととにかく忙しい。

ので、ジョナサンが遊ぶ子は大抵白人の子。

白人系の親は、スポーツは比較的一生懸命だけれど、それ以外に関しては強制を好まない。ジョナサンが遊びにいったライリーのお母さんは『7歳なんていったって、まだまだ子供よ、学校が終わったらゆっくりとした時間をすごさせてあげたいわ』という。

ライリーのお母さんは、大学で音楽を学び、今もあちこちの学校で代用教員をしているが、フルタイムの仕事はもっていない。子供との時間を大事にしたいという。自分のキャリアをとりあえず保留にして、子供と向き合う彼女も偉いなと思うし、ライリーは幸せだよなぁと思う。

彼女が子育てに集中したいと思って、それが実現できるシステムがあるというのもいいことだな、と思う。自分が望めばいつでもフルタイムに戻れるし。

ということで、『アジアVS白人』というように安易に分けてしまうのもどうかと思うけれど、アジア人は競争社会に勝つことを念頭におき、白人は自主性とかその子らしさを重んじる傾向があるようなんだな。

そして、結果(といえるかどうか、躊躇しますが)

高校生くらいになって、白人系の子供たちがとてもしっかりと、大人びてみえるのことが多い。どうしてなんでしょうね。わたしの偏見なのかな?わたしがアジア人だから、白人に対してなんというかコンプレックスがあるからなのかな?

もちろん、アジア系の子にもしっかりしている子もいますよ。

これは育て方ももちろん、文化の違いも背景にあるような気がするのですが。

しかしながら、社会的に成功しているのはアジア系なんですよね。その勤勉さと競争に勝ち抜こうという意識の高さからか、共通試験のようなもので名を連ねるのはアジア系、インド系でして、高級住宅街に居するのもアジア系が圧倒的に多いのであります。公私にかかわらず、有名校もアジア系の占める割合が多く、特に伝統的なある有名私立校では、白人系のプライドのゆえか、白人の子供の入学を優先させるとか。

で、どっちが幸せなんだろう~?

競争に勝ち抜いて、社会的地位とお金を得ることなのか?
それとも、自分のやりたいことをやって、楽しくお気楽に生きることなのか?

今、一生懸命がんばって、後で結果を得ることをよしとするか、とにかく今楽しく生きることが大事なのか?

どっちも『あり』なんだろうけど。

自分にとって大切なことを見失わないようにしないとなぁと思うのでした。

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