さよなら三角 また来て四角...日本編☆第二章☆

オーストラリアから10年ぶりに帰国。特別支援教育に携わりながら
市民農園・家庭菜園に励んでいます。

足るを知る心

2010年06月28日 11時36分36秒 | Web log
ちょっとした子供の衣類を収納する家具を探していた。

でも、家具はあまり増やしたくないし、無駄なお金も使いたくないしという気持ちもあって、手に入れるかどうか迷っていた。

ベンジャミンの友達のお母さん(シドニー出身の白人のお母さん)から電話がきて、子供用の引出し家具ほしい?と聞かれ、自分が思っていることを伝えたら

『いらなくなったら返してくれてもいいし、タダで持っていって!』という。

『見た目もきれいだし、新しそうだし、お金払うよ』というと、『引越しのときに売り払った家具等の収益が予想以上の額だったから、それ以上はいらないの。だからお金はいらないから持っていって』という。

十分な収益を得たから、それ以上はいらない。

少しでも利益を得たい、高く売りたいという欲は、誰にでもあると思うし、それをまったく悪いこととも思わないけれど、とっても清清しい気持ちがした。

上をみる気持ちは、原動力にもなる。

欲って誰にでもあるし、たとえばオークションとかEbayとかで少しでも高く売る努力をして、予想を上回る値がついたら、わたしはうれしい。得した気持ちになる。

それに、物の売買だけでなく、勝負の世界などでは、貪欲に上り続ける、努力し続ける姿を見れば、それはそれでとても感動する。

だから、貪欲さをまったく否定はしない。

でも、限度を知って、足るを知るという生き方も心地よい風のようなものが心をやさしく包み込んでくれる。

それもまた違う意味で、感動する。

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