南無煩悩大菩薩

今日是好日也

牛耳る。

2006-05-17 | 日日是好日。

ぎゅうじる。

牛汁ではありません。耳の話。

果たしてどのような意味か?


漢の時代の戦国武将たちは、それぞれの思惑から集散離合を繰り返したという。

ただ、盟友の契り。同盟の暁には、牛の耳をそぎ、滴る血を盃に受けお互いが飲み干す事で、その証拠としたのら。

あ。したのだ。

日本で言う血判状や、義兄弟の杯、のようなものなのら。

あ。なのだ。


しかし。なぜか日本には違った意味でどうも渡ったようだ。


相手を牛耳る。

地域を牛耳る。

政界を。団体を。会社を。・・・・牛耳る。

・・・なぜか、悪(わる)じゃのう越後屋。のような響きがある。


本来の意味に立ち戻ってみるのも一興かもしれない。

権力の座に就こうとする者は、それにまつわる人達に対して、牛耳る誓いを明確にするのら。

あ。のだ。


なぜなのらってか?

牛耳る。ことなく牛耳るような人はですね。
戦国武将よろしく、簡単に裏切り、変心、謀反、反故を起こしやすい。のら。


あ。のらいぬ。のようにですね。

犬になってはいけないのです。牛なのであります。


牛耳るような力のある人ほど牛の誓いがいると思われます。

牛の歩み方に ブレ は無いのであります。
コメント (2)
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