(切抜/日経新聞)
炭素繊維は、鉄に比べて重さで75%の削減、強度でほぼ10倍だという。
世界でもトップシェアを握るのは、ニッポンの繊維メーカーであり、いよいよ自動車メーカーとの合弁で飛躍を目指すようだ。
取り組みから足掛け苦節は、50年だと言う。
半世紀の間、資金と労力を絶やさず続けて来た結果と今の役員は言う。
繊維産業だけの話でもない。かってのフィルムメーカーなどでも、デジタル化による需要衰退において、フィルム技術の転用研究に力を入れていた会社は成長し、逆にそれに固持し、シェア確保の為排他的に動いたかっての巨人は見る影もない。
続けていなければものにならないことと、続けているだけではろくなことにならないもの、を隔てるものはなにか。そしてその判断に必要な時間はどれほどか。
会社の寿命は30年とよくいわれる。ただ逆に今の有名かつ安定的な会社は、30年ぐらいの雌伏を経て成長を遂げたところも多い。
色々と考えさせられる。
資金と労力は、行け行けでもだめだろうし、通せんぼしてもだめなものだということはわかる。
この繊維メーカーは、東レ であった。
炭素繊維は、鉄に比べて重さで75%の削減、強度でほぼ10倍だという。
世界でもトップシェアを握るのは、ニッポンの繊維メーカーであり、いよいよ自動車メーカーとの合弁で飛躍を目指すようだ。
取り組みから足掛け苦節は、50年だと言う。
半世紀の間、資金と労力を絶やさず続けて来た結果と今の役員は言う。
繊維産業だけの話でもない。かってのフィルムメーカーなどでも、デジタル化による需要衰退において、フィルム技術の転用研究に力を入れていた会社は成長し、逆にそれに固持し、シェア確保の為排他的に動いたかっての巨人は見る影もない。
続けていなければものにならないことと、続けているだけではろくなことにならないもの、を隔てるものはなにか。そしてその判断に必要な時間はどれほどか。
会社の寿命は30年とよくいわれる。ただ逆に今の有名かつ安定的な会社は、30年ぐらいの雌伏を経て成長を遂げたところも多い。
色々と考えさせられる。
資金と労力は、行け行けでもだめだろうし、通せんぼしてもだめなものだということはわかる。
この繊維メーカーは、東レ であった。