南無煩悩大菩薩

今日是好日也

「異場の思想」

2016-03-18 | 古今北東西南の切抜
(photo: L/R Neji)

“僕は、自分の独創性が滅せられるという危惧から10歳頃に小学校を「自主休学」し、その後は年齢をごまかして漁師や鳶職人として働いた時期もある。こんな話をすると「変わっている」と言われるが、当時は周りが変わっていると信じていたし、いまも誰よりも常識人だと思っている。なぜなら30年以上にわたり常識という存在と正面から対峙してきたからだ。”

“・・ただ、他人が何を言っているのか、自分がどう生きたらいいのかわからない「バカさ」への不満は抱いていた。高校を追い出されてからしばらくして、バカを克服するには何をしたらよいのか、と考えて、書き連ねてみたことがある。驚くべきことに、それは国が定める既存の教育カリキュラムと極めて似通った内容であった。”

“・・僕は、独創性は誰しもが持っており、それはいつでも開花させうると信じている。ただ、そのためには考え続けなければならない。常識を無批判に受け入れるのではなく、その壁に何万もの疑問をぶつけることから、内なる独創性が昇華するのである。”

(抜粋/「常識は独創性の母である」道脇裕-DIAMOND ハーバド・ビジネス・レビュー、2016.4.-より)

螺旋構造を持たないゆるまないねじである 「L/Rネジ」を開発した道脇裕氏は、2000年のネジの歴史と常識を変えた。(切抜/参照

そしてそれは、「ネジは緩むもの」という常識と向き合った末に生まれた。
コメント (2)
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