南無煩悩大菩薩

今日是好日也

解放と創造のプロセス

2016-11-08 | 意匠芸術美術音楽
(picture/Natalia Goncharova. Picking apples. 1911)

・・私たちは今いる環境の主人でも奴隷でもない。

言葉のもっとも正確な意味において、私たちが命令し、環境がそれに応えるとは言えないし、私たち自らが環境に適応させられていると言うこともできない。

なぜなら、いずれもより大きな真実のほんの一部を言っているに過ぎないからだ。

農民達と環境の関係がそれを物語る。

・・私たちはある木を刈り込み、接ぎ木し、肥料をやる。

そういった行動が徐々に林檎の実る木にふさわしいものになるにつれて、その木は次第に林檎の実る木になっていく。

その木は私の中のエネルギーを開放し、私はその木の中のエネルギーを開放する。

・・つまり、その木は私に考えたり、計画を立てたり、働いたりするようにさせるが、逆に私もその木に実をつけさせるようにしているのである。

それはどちらの側にとっても解放のプロセスである。そしてこれこそ創造プロセスなのである。

-フォレット,M.P.(Mary Parker Follett)1924,-

私たちは直面する環境を形成し、同時にそれに反応している。

-引用/カール・E・ワイク著「センスメーキングインオーガニゼーションズ」より-
コメント (2)
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