南無煩悩大菩薩

今日是好日也

予見できない。

2025-03-08 | つぶやき

利益率が伸びている間に、実は企業は義務を背負い込んでいるのだが、それが、5年、10年、20年後のコスト構造にどう影響するのかを予見するのは難しい。 

こんな警句を20年以上も前にメモしていた。

一連の想定が首尾よくいっている間に快く引き受けた義務が、状況の大きな変化によって予期せぬ負担をなし会社を破滅させかねない。 

こんな事例研究もノートに認めてあった。

にもかかわらずである。

隠れ義務の予見は大変難しい。経験しないと理解できない、表面化するまで教訓を受け入れ活かすのが難しいのである。

まったく。

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エーアイ、という時代。

2025-03-07 | 世界の写窓から

(picture/source)

労力を節約する機械や装置は掃いて捨てるほどあるが、「思考を節約する」装置はもちろんのこと、「仕事を節約する」装置はいまだ誰も発明していない。

しかしだ、それが実現しようとしている、もしくはそう思わせるような雰囲気に変わってきている。

そんなことになれば、人々はそれを当然のこととし、思考や仕事というものに対し特別の意識を持たなくなるのではないか?。万事がずさんになり、手軽に済ますようになる。正しいことよりも都合のよいことを追いかける。考えなくなる。疑問を持たなくなる。答えは覚えていても、問題が何であったかを忘れてしまう。

そして普通の人間に普通でないことを行わせた。とそれをさも人間機能の拡張のように囃す周りが増えていく。

そんな気がしてならないがそれは悪夢だ。人間が冗長曖昧でクリエイティビティでユニークさをなくすことはないだろうと信じる。わしは。

脳みそは考える為にある。計算する為ではない。と昔の誰かさんも言っていた。

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我と汝

2025-03-06 | 古今北東西南の切抜

(picture/original unknown)

我思う。

この世界は汝の世界、だから、最終的には汝自身でそのつながりを解き明かすであろうよ。

いつになく。

 

-星巡りの歌

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借財の言い訳

2025-03-05 | つぶやき

この浮世は仮の世ともいうじゃないですか、一時の財のあるなしも仮の姿、どうでしょうここはひとつ借りる人も貸す人も、借ると思わず貸すと思わず、でどないなもんでしょう。

てなわけにはいくまいなぁ。

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動静の静動

2025-03-04 | なんとなく落書。

忙中の閑、閑中の忙。というのもある。

あわただしく忙しい浮世にあっても閑(しずか)に澄ました心を忘れるな、閑(ひま)で間延びした環境にあっても鋭敏に忙しく思いは巡らせておけ。とでもいうのだろうか。

忙閑の閑忙、か、などと考えていたら、どうでもよいが「ぼうかんのかんぼう」という音から「防寒の感冒」という字が浮かんだ。

ここ数日は寒い日が続いてます。あったかくして風邪をひかないよう皆様お気をつけください。

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なまぐさい

2025-03-03 | 世界の写窓から

(picture/source)

2月28日のアメリカの大統領と副大統領そしてウクライナの大統領の会談のニュースを見ました。

歴史に残るであろう場面ですが、見ているうちになにかいやなものがこみ上げてきました。

平和とはより強いものが弱いものたちを平定している間のことだともいいますが、どうも臭うのです。

夏目漱石「硝子戸の中」にこんな言葉が出てきます。

「生きるということを人間の中心点として考えれば、そのままにしていて差し支えないでしょう。しかし美しいものや気高いものを一義に置いて人間を評価すれば、問題が違ってくるかも知れません」。

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実感、老人力。

2025-03-02 | つぶやき

若返りたいと思いますか?と問われて、

無遠慮で思慮のない未熟さに戻りたいとは思わない、と答える。

年を経て得たものはありますか?と問われて、

なにも無いが失くしたものはたくさんあるぞ、嫉妬とか羨望とか見栄とか性欲とか。

ただこれまで大したことは全くしてこなかったという自信ぐらいはある。

私は、前期高齢者という老人を今実感している。

これらについて文句は一切ない。

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ものとこと。

2025-03-01 | つぶやき

「リンゴの落下はモノ(substance)であり現象でしかなく、「この世のあらゆる物質は互いに引っ張り合っている。地球とリンゴもそうで、地球のその力に負けてリンゴは落ちたのだ」という万有引力こそがコト(event)なのである」。

学者さん風に言うとこういうことが、随筆風に言うと、

「書くものを持ったら書きたくなり、鳴るものを持ったら鳴らしたくなり、金槌を持ったら釘を打ちたくなり、権力を持ったら藪から棒に使いたくなる。筆や楽器や金槌や金はモノでありそれ自体は悪くないのだが、持てば起こすのがコトへの誘惑である。モノに気を付けないと自制心の弱い人間はいらんコトをする。よくよく吟味することだ」。

というような風に使えなくもない。

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